平成21年3月期決算の概況と平成22年3月期業績見込み
(対象:東証一部上場26社 ~12月決算、2月決算各1社含む)
(1)平成21年3月期決算の概況
(億円未満切捨て)
| 平成20年3月期 | 平成21年3月期 | 増減 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金額 | 売上比 | 金額 | 売上比 | 額 | 率 | |
| 売上高 | 億円
70,907 |
% 100.0 | 億円
73,406 |
% 100.0 | 億円
+ 2,499 |
%
+ 3.5 |
| 売上原価 | 21,841 | 30.8 | 22,334 | 30.4 | + 493 | + 2.3 |
| 粗利益 | 49,065 | 69.2 | 51,071 | 69.6 | + 2,006 | + 4.1 |
| 販売管理費 | 35,124 | 49.5 | 38,947 | 53.1 | + 3,823 | + 10.9 |
| 営業利益 | 13,941 | 19.7 | 12,124 | 16.5 | △ 1,816 | △ 13.0 |
| 営業外損益 | 益 1,417 | 益 127 | △ 1,290 | |||
| 経常利益 | 15,359 | 21.7 | 12,251 | 16.7 | △ 3,107 | △ 20.2 |
| 特別損益 | 益 157 | 損 3,749 | △ 3,907 | |||
| 法人税等 | 6,219 | 3,697 | △ 2,521 | |||
| 当期純利益 | 9,297 | 13.1 | 4,803 | 6.5 | △ 4,493 | △ 48.3 |
| 研究開発費 | 12,192 | 17.2 | 14,133 | 19.3 | + 1,941 | + 15.9 |
(注1)田辺三菱製薬のH20年3月期実績については旧田辺製薬と旧三菱ウェルファーマの合算値を用いている。
当期は、薬価改定の影響もあり、国内売上は低成長に留まった。海外売上は、為替円高のマイナス影響が大きかったものの、主力品が概ね伸長したことに加え、海外企業の買収・子会社化の影響もあり引き続き増加したため、国内及び海外をあわせた売上高は増加した。利益面では、積極的な研究開発投資に加え、海外企業の買収・子会社化等に伴うインプロセスR&D費を含む費用発生の影響により、営業利益・経常利益・特別損益がいずれも大幅な減益となった。
- 売上高については、
- 全体で前期比2,499億円増(+3.5%)の7兆3,406億円となった(増収16社、減収10社)。
- 国内は、主力品の伸長や合併による影響が売上増に寄与したものの、医薬外事業の再構築などの特殊要因の影響や、GE医薬品の影響により、前期比698億円の増加(+1.5%)と僅かな伸びに留まった。
- 海外は、為替円高のマイナス影響が大きかったものの、主力品が概ね伸長したことに加え、海外企業の買収・子会社化に伴う売上増が大きく寄与したことにより、前年同期比1,800億円増(+7.5%)と続伸し、海外売上比率も35.3%(+1.3ポイント)と上昇した。
- 粗利益は、医療用医薬品事業への集中及び利益貢献度が高い自社品の伸長等により、売上原価率が30.4%と0.4ポイント改善した結果、前期比4.1%の増益となった。
- 販売管理費は、海外企業の買収・子会社化に伴うインプロセスR&D費及び無形固定資産償却費の発生等により、研究開発費及びその他販管費が増大したため、前年同期に比べ10.9%増加した。
- この結果、営業利益は前期比13.0%の減益(増益10社、減益16社)となった。経常利益については、持分法投資利益の減少や受取利息の減少などにより、営業外損益が前期から1,290億円悪化したことから、前期比20.2%の減益(増益9社、減益17社)となった。営業利益率は前期比3.2ポイント減の16.5%、経常利益率は5.0ポイント減の16.7%といずれも低下した。
- 当期純利益については、経常利益の減少に加え、海外企業の買収に伴うのれん償却費の大幅な増加により、前期比48.3%の減益(増益6社、減益20社)となった。
(2)平成22年3月期業績見込み(比較ベース)
(億円未満切捨て)
| 平成21年3月期 | 平成22年3月期(見込) | 増 減 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金額 | 売上比 | 金額 | 売上比 | 額 | 率 | |
| 売上高 | 億円
73,406 |
%
100.0 |
億円
74,818 |
%
100.0 |
億円
+ 1,411 | %
+1.9 |
| 経常利益 | 12,251 | 16.7 | 12,848 | 17.2 | + 597 | + 4.9 |
| 当期純利益 | 4,803 | 6.5 | 8,170 | 10.9 | + 3,366 | + 70.1 |
(注2)協和発酵キリンは決算期変更のため、平成22年3月期業績予想について4月-12月の9ヶ月間の予想数値を用いている。
売上高については、米国市場の成長鈍化や為替の影響が減収要因として見込まれており、海外企業買収が売上増に寄与するものの、当期比1.9%の微増に留まる見通しである。経常利益および純利益は、一時的に発生するインプロセスR&D費などの海外企業の買収・子会社化の影響がなくなるため、当期比でそれぞれ4.9%の増益および70.1%の増益と予想される。
以上
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