平成25年3月期 第2四半期決算の概況と通期業績見込み
(対象:東証一部上場27社~12月決算2社、2月決算1社を含む)
(1)平成25年3月期 第2四半期決算の概況
(億円未満切捨て)
平成24年3月期 第2四半期決算 |
平成25年3月期 第2四半期決算 |
増減 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
金額 | 売上比 | 金額 | 売上比 | 額 | 率 | |
(国内) (海外) |
億円 42,75727,625 15,131 |
% 100.064.6 35.4 |
億円 43,66827,483 16,185 |
% 100.062.9 37.1 |
億円 + 911△ 142 + 1,054 |
% + 2.1△ 0.5 + 7.0 |
売上原価 | 13,713 | 32.1 | 14,549 | 33.3 | + 836 | + 6.1 |
売上総利益 | 29,044 | 67.9 | 29,119 | 66.7 | + 75 | + 0.3 |
販売管理費 | 21,410 | 50.1 | 22,586 | 51.7 | + 1,176 | + 5.5 |
営業利益 | 7,633 | 17.9 | 6,532 | 15.0 | △ 1,101 | △ 14.4 |
営業外損益 | 益 49 | 益 27 | △ 21 | |||
経常利益 | 7,683 | 18.0 | 6,559 | 15.0 | △ 1,123 | △ 14.6 |
特別損益 | 損 209 | 損 57 | + 152 | |||
法人税等 | 2,818 | 2,013 | △ 804 | |||
四半期純利益 | 4,655 | 10.9 | 4,488 | 10.3 | △ 166 | △ 3.6 |
研究開発費 | 6,670 | 15.6 | 6,872 | 15.7 | + 201 | + 3.0 |
当期は、薬価改定の影響及び国内外主力品の一部が特許期間満了に伴って売上減となったものの、海外企業買収による売上増があり、売上高は増加した。利益面では、製品構成の変化に伴う原価率上昇に加え、企業買収に伴う償却費を含む販管費の増加などの影響で営業利益、経常利益、四半期純利益ともに減益となり、利益率も低下した。
- 売上高については、
- 全体で前年同期から911億円(2.1%)の増収となった(増収18社、減収9社)。
- 国内では、新製品並びに新薬創出加算対象品目を中心に売上が増加したものの、6.0%の薬価改定、後発医薬品参入等の影響による長期収載品目の売上減少と非医薬事業の売却による減少で、全体では前年同期から142億円(0.5%)減の微減となった。
- 海外では、一部主力品が特許期間の満了の影響を受けたこと、ユーロの円高影響で売上減となったものの、海外企業の買収に伴う売上増が大きく寄与した結果、前年同期から1,054億円(7.0%)増となった。
- 売上総利益は、原価率が33.3%と1.2ポイント上昇した結果、前年同期比0.3%の微増に留まった。
- 販売管理費は、為替円高等の減少要因があったものの、企業買収に伴う償却費を含む販管費の増加の影響等により、前年同期から5.5%増加した。なお、研究開発費は前年同期から3.0%の増加となった。
- この結果、営業利益は前年同期から14.4%減(増益14社、減益13社)、経常利益は14.6%減(増益14社、減益13社)と、いずれも大幅な減益となった。
- 当期純利益については、前年同期に計上された震災に伴う特別損失影響がなくなったことや、法人税の移転価格税制に係る還付税金があったものの、経常利益の大幅な減少が響き、前年同期比3.6%の減益となった(増益16社、減益11社)。
(2)平成25年3月期 通期業績見込み
(億円未満切捨て)
平成24年3月期 (実績)A |
平成25年3月期 (修正予想)B |
増減(B-A) | 参考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
額 | 率 | (当初予想)C | 対当初予想(B-C) | ||||
売上高 | 億円 86,787 |
億円 89,037 |
億円 + 2,249 |
% + 2.6 |
億円 88,932 |
億円 + 105 |
% +0.1 |
経常利益 | 12,522 | 11,989 | △ 532 | △ 4.3 | 11,827 | + 162 | + 1.4 |
当期純利益 | 6,529 | 7,947 | + 1,418 | +21.7 | 7,895 | + 51 | + 0.7 |
売上高については、国内において引き続き薬価改定の影響や長期収載品の減少が予想されるが、海外での買収企業における売上増加が見込め、前年同期と比べて2.6%増の見通しである。経常利益は前年同期から4.3%の減益、純利益は前期発生した震災影響や海外子会社の特別損失が無いことから21.7%の増益となる見通しである。
以上
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