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製薬協特別番組 札幌テレビ放送
「なまら元気!~もっと教えて!くすりの話~」公開収録を開催

さわやかな秋晴れの2013年10月5日(土)、札幌市のSTV ホール(札幌テレビ放送館内)において、製薬協特別番組「なまら元気!~もっと教えて! くすりの話~」の公開収録を行いました。会場には100名を超える市民の方が参加し、<疾患と新薬>、<遠隔医療とくすり>、<くすりの製造現場>、そして<創薬:産学連携~治験>などについて出演者の方々と一緒に楽しく学ぶ機会となりました。当日の様子は、11月9日に札幌テレビ放送にて放映されています。

2014/01/15

なまら元気!~もっと教えて!くすりの話~

 広報委員会コミュニケーション推進部会では、研究開発志向型製薬企業および医療用医薬品が果たしている社会的役割の重要性について、広く一般の方々に理解していただくことを目指して、2013年度も地方テレビ局とタイアップして公開収録とテレビ放送を実施しています。今年度2回目となる今回は札幌テレビ放送にて実施しました。
  番組には北海道大学脳神経外科教授・北海道大学病院長の寶金清博先生、北海道薬剤師会常任理事の水島久美先生に加え、北海道出身の俳優の伊吹五郎さんと、シドニーオリンピック銅メダリストで現在スポーツコメンテーターの田中雅美さんがゲスト出演し、製薬協からは広報委員会の藤井彰委員長が参加しました。
  まず番組の冒頭で藤井委員長より、医療用医薬品の中で「新薬」がいかに長い時間と多くの労力を費やして生み出されているかの説明とともに、製薬協が新薬開発を行う研究開発志向型の会社70社で組織している団体であることなどの紹介がありました。

収録風景
収録風景

 

疾患と新薬

 脳梗塞の危険因子の1つである喫煙。北海道は喫煙率が日本一高い地域であることから、今回は脳梗塞の治療法の進歩について寶金先生からお話がありました。
  脳梗塞は発症すると命をとりとめたとしても寝たきりなど重度の後遺症が残る可能性が高い疾病ですが、2005年に登場した血栓溶解療法の治療薬が脳梗塞治療を大きく進歩させています。診療現場の取材VTRの中では5年前に脳梗塞で倒れた患者さんが発症後早期に治療を受けたことにより、現在ではほとんど後遺症もなく発症前と変わらぬ生活ができるまでに回復されている姿が紹介されました。後遺症が残らないことにより患者さんや家族の方にとってその後の生活が大きく変わるため、発症早期に治療することが非常に重要な脳梗塞。寶金先生は「10年ほど前では発症するとそれ以上悪くならないようにすることしかできなかったが、治療薬が登場してからは積極的に治療できるようなった」と話され、このような新薬の開発により患者さんの生活の質や医療の質を高めていくことが重要であるということが大きなメッセージとなりました。

 

遠隔医療とくすり

 都会と地方の医療格差解消のため、患者さんを日々診療する地元医師と、手術などを行う都市部の病院の専門医がテレビ電話などの技術を活用しながら同じ患者さんを診て支え、またその患者さんを地元の薬剤師が支えるという、患者さんにとっては非常に恩恵の多い遠隔医療システムは、広大な土地を有する北海道ならではの取り組みといえるかもしれません。番組ではVTRを通じて地域の病院と専門の病院をつなぐ遠隔診療の一例として、旭川医科大学と留萌市立病院の連携が紹介されました。
  遠隔医療の現場では、専門医、地域の医師、薬剤師などが連携して患者さんを支えているため、その患者さんにかかわるすべての医療関係者が同じ情報を共有・管理することが大変重要となります。特に、処方された薬を正しく服用していただくためには、そのツールとして「おくすり手帳」が非常に有用であるとの話がありました。

 

くすりの製造現場

 医師、薬剤師が安心してくすりを処方・提供するためにも、そして患者さんに安心して服用いただくためにも、くすりの品質管理は製薬会社にとって大変重要な使命のひとつです。今回は主に注射剤や点滴用輸液を製造する㈱大塚製薬工場・釧路工場にご協力いただき、いかに厳重な品質管理と衛生管理のもとで製造工程が徹底されているかがVTRにより紹介されました。製造時だけでなく、出荷後時間が経っても品質に変化がないかの確認も品質管理の重要な一部であることなど、非常に厳しい管理プロセスのもとでくすりが製造されていることを視聴者の皆さんに理解していただけたと思います。寶金先生からは「くすりは見た目に品質の変化がわかりにくいからこそ、なおさら信頼が必要である」、また、水島先生からは「日本の製薬企業では品質に加えて、くすりに関する情報提供が迅速に行われるため安心して調剤できる」などのコメントがありました。

 

くすりQ&A

 今回も、ゲストの皆さんと会場の皆さんと一緒に「くすり」についての○×クイズが実施されました。意外と知っているようで知らないことや、背景にある理由を知ることにより、今後より正しくくすりと付き合うための気付きが与えられたのではないかと思います。

くすり○×クイズの様子
くすり○×クイズの様子

 

創薬:産学連携~治験

 藤井広報委員長より、新薬ができる過程について説明がありました。基礎研究から非臨床試験、臨床試験を経て当局への申請・審査、そして承認に至るまで、1つの新薬ができるまでにはおおむね9年から17年の年月がかかります。また、開発費も数百億、中には1,000億円以上かかるものもあることが紹介されました。VTRでは北海道大学の高度先進医療センターにご協力いただき、橋渡し研究や臨床試験など、「創薬」における大学と製薬会社の産学連携について説明がありました。また、治験において製薬会社、医師、患者さんの間を取り持つ「治験コーディネーター」について紹介があり、その存在が患者さんにとって安心を与える重要な役割であることが示されました。
  治験に参加いただくためには製薬産業に対する患者さんからの信頼が不可欠ですが、製薬産業を一般の方々にも理解いただくために製薬協ではさまざまな活動を通して医薬品にかかわる情報やメッセージを発信しています。番組の終盤では藤井委員長より製薬協のいろいろな取り組みが具体的に紹介されたほか、治療法がなかった病気と闘う患者さんのために、「新薬開発」に日々邁進し、国民の健康と福祉の向上に貢献していくことこそが製薬協加盟会社の使命であるという強いメッセージが発せられました。
  当日実施したアンケート調査でも、95%以上の回答者が「大変参考になった」、「参考になった」と答えられ、「製薬会社で行っていることを見ることができてよかった」、「多くの時間と多くの人の協力で新薬が開発されていることがわかった」など番組内容に関するコメントとともに、「ぜひ治験に参加したい」、「新しい病気に役立つくすりの研究を続けてほしい」など製薬企業への期待の言葉やたくさんの貴重なご意見をいただきました。今後もこのような製薬協の活動を通して、多くの方に「くすり」についてより理解を深めていただかなくてはならないと改めて感じさせられる内容となりました。


(文:広報委員会 コミュニケーション推進部会三好 那豊子)

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