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小学生を製薬工場に招き見学会を開催

広報委員会では若年層を対象としたくすりの教育啓発活動の一環として、毎年夏休みの時期に製薬会社の工場見学会を実施しています。2012年は7月24日に中外製薬工業(株)藤枝工場(静岡県藤枝市)にて見学会(主催:朝日学生新聞社、協賛:日本製薬工業協会)を開催し、小学校4年生・5年生・6年生の児童および保護者13組26名が参加しました。最先端の設備を備えた工場の説明やくすりの実験の体験等を通じて、工場で働く人々の想いに触れ、くすりの大切さについて考える良い機会になったのではないかと思います。

2012/09/11

多くの応募者の中から選ばれた13組の親子が静岡県、愛知県、岐阜県、神奈川県、大阪府、京都府からJR西焼津駅に集合し、中外製薬工業(株)藤枝工場へチャーターバスで移動しました。陽ざしの強い蒸し暑い日でしたが、サッカーグランド約30面分の216,800m2の広大な敷地に建ち並ぶ大きな工場棟を見て参加者は驚きと期待の表情を浮かべていました。

挨拶・施設紹介

工場見学に先立ち会議室で「開校式」が行われ、主催者(朝日学生新聞社)から挨拶とスケジュール説明がありました。その後、製薬協・藤井広報委員長は「本日の校長先生」として「くすりがどのようにつくられているのか、どうやって効くのかなど、工場見学と『くすりゼミナール』で学んで、くすり博士になってください。世界最先端の設備の工場を見学できることは貴重な経験であり、また夏休みの楽しい思い出になることを期待します」と挨拶しました。
続いて参加児童の自己紹介がありました。皆さんは少し緊張した面持ちでしたが、工場見学をとても楽しみにしてきた様子がうかがえました。将来、薬剤師になりたいので応募したという児童もいました。
藤枝工場の増井総務グループマネージャーからは、参加者の皆さんを歓迎する挨拶があり、藤枝工場の紹介の中では、くすりづくりにさまざまな工夫があること、安全や環境にも配慮していることなどが説明されました。また、中外製薬の社員が「患者さんへの想い」「仲間への想い」「製薬への想い」を持って仕事をしていることを語りました。

くすりゼミナール

製薬協・広報委員会の石川委員が白衣姿の講師となり、くすりの歴史や種類、新薬の開発期間や成功確率、正しいくすりの飲み方などについてクイズを交え、わかりやすく解説しました。「食間とは?」「錠剤をくだいたりカプセルを分解したりしてもいいでしょうか?」といったくすりの飲み方についてのクイズでは全員が正解で、製薬協のメンバーから拍手が起こりました。また、カプセルの説明時に模型の中の顆粒がこぼれてしまうアクシデントがあり、会場は笑いに包まれ和やかな雰囲気でゼミナールは終了しました。

くすりゼミナールの様子
くすりゼミナールの様子

昼食・写真撮影

工場の皆さんが食事をとっている社員食堂の一角で、参加者、関係者全員で昼食をとりました。ゼミナールで学んだことを話しあったり、午後からの工場見学への期待を語ったりしながら、参加者同士が徐々に打ち解けていく様子がうかがえました。
工場見学前に固形剤棟前で記念写真を撮影しました。最初は児童だけで、次に保護者の方も入って、最後に製薬協のメンバーも一緒に、炎天下での暑い撮影となりましたが、これも思い出に残るものとなるでしょう。

工場見学・実験

固形剤棟での見学
固形剤棟での見学

参加者は親子各2グループに分かれ、それぞれのグループに工場のスタッフや製薬協のメンバーも加わり、いよいよ工場見学となりました。固形剤棟ではくすりの製造工程の説明を受けた後、秤量→混合→造粒→打錠→コーティング→PTP包装→検査→梱包の各工程を見学通路からガラス越しに見学しました。コンピュータ制御された機械によってくすりが高速でつくられており、ラインにはほとんど人がいない様子に児童たちは驚いていたようでした。また、熱心にメモをとったり、工場スタッフに質問したりして、予定時間を少し過ぎてしまうほどでした。
品質管理棟では、全員が白衣とゴーグルを着けて試験室に入室しました。室内には、機械の説明のポスターや、実験の体験ができるコーナーを工場の方が用意してくれていました。錠剤とカプセルが水に溶けるまでの時間を計る崩壊試験では、それぞれの製剤に施された工夫についての説明を受けました。ヨード液にビタミンCを加え色の変化を見る試験では、児童たちは真剣なまなざしで試験管、薬さじ、スポイトなどの器具を扱い、ビタミンC菓子や飲料、ピーマン、レモン、キウイ、日本茶、酢の試験を行い、ビタミンCの含有を自分の目で確認することができました。保護者の方も興味深げに実験の様子をのぞきこんでいました。

品質管理棟での見学
品質管理棟での見学

グループ討議

工場見学の後、会議室に戻り、参加者は親子各3グループに分かれて、見学会の感想やくすりに関する疑問についてグループ討議を行いました。「まだくすりで治せない病気はあるのか」「くすりの開発で一番たいへんなことは何か」といった質問に各テーブルの広報委員が答えました。
最後に、河村部会長から挨拶があり、「今回見学会に参加して、将来、くすりにかかわる仕事に就きたいと思った人はいますか」との問いかけに、数名の児童から勢いよく手が挙がったことが印象的であり、うれしく思いました。

グループ討議の様子
グループ討議の様子

最後に

今回の見学会の開催にあたり、中外製薬工業(株)藤枝工場の各部門の方々には多大なご協力をいただきました。
当日の見学会の模様は、9月の朝日小学生新聞に掲載される予定です。また、掲載面をポスターにして全国の小学校7,500校に配布される予定です。

(文:広報委員会 コミュニケーション推進部会 西岡 美由紀)

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