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東北3県にて「製薬協提供特別番組」を公開録画を開催

広報委員会 コミュニケーション推進部会では、「新薬の価値」また「研究開発型製薬産業を担う製薬会社の社会での役割」について、一般の方々に広く知っていただくための活動の一環として、「製薬協提供特別番組」を企画し公開録画・放映を行っています。
今回は、2011年3月に起こった東日本大震災で被災した地域において、少しでも復興のお役に立てればと、福島県、宮城県、岩手県の東北3県において、シンポジウム形式の番 組を企画し、公開録画を行いました。
それぞれの番組は、2012年2月25日(土)に福島テレビにて、3月3日(土)にテレビ岩手にて、3月10日(土)にミヤギテレビにて放映されました。

2012/05/10

製薬産業の理解促進を目指して

今回のシンポジウムは、各県の方言を取り入れた親しみやすいタイトルをつけ、ゲスト出演者も各県に縁の深い方々にご出演いただくなど、TVをご覧になる視聴者の方々に身近でありながらも、なかなか知る機会の少ない「くすり」の話に興味を持っていただけるような工夫をしました。
番組構成は、製薬協からのメッセージを伝えることはもちろんですが、被災地における「地域医療」、そして新薬を1日でも早く開発し患者さんにお届け するための「治験に対する取り組み」、厳しい基準の中で安心・安全な「くすり」をつくる製薬会社の取り組みを紹介する「くすりができるまで」、観覧者が参加し「くすり」に対する理解を深めるための「くすりQ&A」、最後に製薬協作文コンクール入賞作品を紹介する「作文紹介」を基本に収録を行いました。
「地域医療」については、震災で被災し「くすり」のない不安な生活を送る患者さんのために日々奮闘する医師や薬剤師の活躍の様子や、地域の特性を考慮し、地域に密着した医療に貢献している医療関係者の様子を紹介しました。
「治験に対する取り組み」は、各地区の治験センターの活動の様子をVTRで紹介し、治験とはどのようなものか、そして治験に参加することが、新薬の開発につながることを理解していただく内容構成としました。
「くすりができるまで」については、どの製薬工場においても、高品質で安全・安心な「くすり」を製造するための環境を整えており、安定供給のための努力を日々行っていることを伝えました。
「くすりQ&A」は、多くの方に「くすり」の正しい知識を身につけてもらうために、薬剤師が患者さんからよく聞かれる質問をいくつか用意し、○×で答えるクイズ形式で観覧者が参加しました。ゲスト出演者の「くすり」にまつわる楽しいお話とともにクイズに参加することで、「くすり」に対する理解と興味がよりいっそう深まったのではないかと思います。

福島シンポジウム
「元気が一番だべ!~くすりをもっと知ろう~」

収録日: 2012年2月3日
会場: 福島テレビ 第1スタジオ
出演者:
福島県立医科大学 器官制御外科 大竹 徹 特任教授
福島県薬剤師会 高橋 真紀夫 常務理事
日本製薬工業協会 河村 真 広報委員
ゲスト出演者:
俳優 秋吉 久美子氏(福島県いわき市に6歳~18歳まで在住)
俳優 斉藤 暁氏(福島県郡山市出身)
一般観覧者:約50名

最初に、福島県と「くすり」のかかわりを知るために福島県出身の野口英世博士の功績、江戸時代に貧しい農民を疫病から救い病気の治療や予防を施したいという目的でつくられた御薬園について、VTRで紹介をしました。特に薬用人参が会津藩の名産品であったという話題については、ゲスト出演者、観覧者ともに興味深く聞いていました。
次に新薬開発までの工程と製薬産業の役割について河村委員から説明がありました。この後、新薬開発には治験の実施が必要であることが大竹氏より丁寧に説明され、さらに福島県立医科大学の治験センターの取材VTRを見ることで、治験に対する理解がよりいっそう深まったのではと思います。
「くすりができるまで」というくすりの製造工程については、福島県いわき市にある、あすか製薬株式会社いわき工場の協力で、VTRを用いて厳しい管理体制のもと、高品質な「くすり」が製造されていることを紹介しました。
その後、観覧者に参加していただくクイズコーナーで、「くすりを飲むときは、ひと口の水があれば十分である?」などの「くすり」に関するよくある質問につ いて、ゲスト出演者、観覧者が答えながら、高橋氏からわかりやすく解説しました。
最後に、福島の医療最前線ということで、医療の地域格差を埋めるべく活躍するドクターヘリの密着取材VTRで、緊急搬送が必要な患者におけるt-PA製剤※1の貢献を紹介しました。

※1)t-PA製剤…脳卒中の原因の1つである、脳にできた血栓を点滴で溶かすことのできるくすり。脳卒中発症後3時間以内に治療することが必要。


福島シンポジウムの様子

宮城シンポジウム
「いいっちゃ!健康~くすりをもっと知ろう!~」

収録日: 2012年2月17日
会場:仙台市民会館 小ホール
出演者:
東北大学病院 血液免疫科 石井 智徳 准教授
宮城県薬剤師会 笠原 純子 副会長
日本製薬工業協会 大槻 浩 広報委員長
ゲスト出演者:
シンガーソングライター・タレント 
さとう 宗幸氏(宮城県仙台市在)
フリーアナウンサー 佐藤 育美氏(宮城県柴田郡出身)
一般観覧者:約100名

まずは、東日本大震災で甚大な被害を受けた女川町が現在行っている地域医療についての紹介をVTRで行いました。震災当時は、医療機関の多くが損壊し、深刻な医薬品不足に陥っていましたが、震災から1年が経ち、地域密着型の医療を目指して再出発を果たし、努力を続ける医師や薬剤師、医療スタッフの姿に参加者一同心を打たれました。
「くすりができるまで」では宮城県黒川郡にあるトーアエイヨー株式会社仙台工場の協力で、「くすり」が厳しい管理体制の中で、最先端の技術を使い、高品質で安心・安全な「くすり」が作り出され、患者さんに届けられていることをVTRで紹介しました。
そして次は、恒例のクイズコーナー。ゲスト出演者、観覧者が「くすりを保管する場所は、冷蔵庫がいい?」などの日頃からよくある質問について回答し、後に笠原氏から詳しい解説がありました。
最後に、新薬の開発までの工程について大槻委員長より説明があり、石井氏より東北大学病院治験センターの様子をVTRで紹介しながら、治験の重要性を説明しました。また、実際にリウマチの患者さんが新薬を使用して、効果が得られた症例を紹介し、新薬開発の必要性を強く印象づけることができたのではと思います。


宮城シンポジウムの様子

岩手シンポジウム
「まんず健康が一番~くすりをもっと知ろう!~」

収録日: 2012年2月18日
会場: 北上市市民交流プラザ
出演者: 岩手医科大学 災害医学講座 高橋 智 特命教授
岩手県薬剤師会 会営くすりの情報センター
高橋 菜穂子 課長補佐
日本製薬工業協会 大槻 浩 広報委員長
ゲスト出演者:
俳優 村上 弘明氏 (岩手県陸前高田市出身)
タレント 福田 萌氏(岩手県滝沢村出身)
一般観覧者:約50名

まずは、高齢化に悩む岩手県の地域医療の取り組みということで、盛岡市が全国に先駆けてはじめた「もの忘れ検診」にスポットをあてました。高齢者の皆さんが心配する病気の1つである認知症。早期発見のために、最初は盛岡市の医師会がはじめた取り組みですが、今では、盛岡市の検診として行われるまでに浸透しました。
そして、認知症の治療に対する新薬への期待ということで、製薬会社の新薬開発への取り組みを大槻委員長から説明し、新薬開発の成功確率は3万分の1と非常に低いこと、開発には莫大な時間とお金がかかることを伝えました。
次に、岩手医科大学附属病院治験管理センターにおける治験への取り組みを取材したVTRを用い、高橋氏より、治験は患者さんのご協力がなければならないこと、そのために患者さんが安心して治験に参加しやすい環境づくりを行っていることを説明しました。
「くすりができるまで」では、岩手県八幡平市にあるアステラス ファーマ テック株式会社西根工場での取材VTRが流れ、厳格な製造管理のもと、とても細やかな作業が行われており、日本だけでなく海外の患者さんにも貢献していることを紹介しました。
クイズコーナーでは、岩手県薬剤師会の高橋氏の解説を聞きながら、ゲスト出演者、観覧者が「くすり」に関する質問を通して、「くすり」に対する理解を深めました。
最後は、被災地の医療ということで、陸前高田市に臨時の診療所を設置し地域医療に貢献している岩手県医師会と気仙薬剤師会の活動と、県立山田病院の仮設診療所に大阪から赴任した女性内科医師の復興へ向けて前向きに取り組んでいる姿をVTRで紹介しました。


岩手シンポジウムの様子

「夢の薬」をテーマにした作文発表

各収録の最後には、製薬協が「夢の薬」をテーマに全国の小中学生を対象に行った作文コンクールの作品の中から入賞作品の紹介を行いました。
福島では、2008年の入賞作品、福島県須賀川市の兼子春菜さん(当時中学1年生)の「プリーズ・塗って~よ」、宮城・岩手では、2006年の最優秀賞に輝いた宮城県大崎市立古川中学校 小出一恵さん(当時中学3年生)の「時代を越える薬」が朗読され、大きな感動と拍手とともに公開録画は終了となりました。
作文は製薬協ウェブサイトでも公開していますのでぜひご覧ください。

製薬協ウェブサイトhttp://www.jpma.or.jp/
トップページ>小中学生のためのくすり情報>作文コンクール

製薬協の活動をアピール

製薬協からは、新薬開発の成功確率は3万分の1と非常に低く、開発には多くの時間とお金がかかることを伝えました。また、製薬協はグッドコミュニケーション活動を通じて、治験の推進を行っていること、「くすり」に関するさまざまな情報を製薬協ウェブサイトで閲覧できることも紹介しました。
今回公開録画に参加した観覧者の皆さん、そして番組を視聴する一般の方たちに、製薬協が医療用医薬品を対象とした新薬の開発を通じて社会に貢献している団体であることを知る機会となり、さらには、「くすり」そして医薬品産業に対する興味や理解につながればと期待しています。
今後も広報委員会コミュニケーション推進部会では、各製薬会社が画期的な新薬を一日でも早く開発するための取り組みを行っていること、そして、そのためには治験への理解とともに一般の方々のご協力が必要なことを伝える活動を行っていきます。

(文:広報委員会 コミュニケーション推進部会 DTCグループ 菅野 美幸)

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