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「第2回患者会アドバイザリーボード」を開催
「患者中心の医療」を推進するための意見交換会

2011年7月26日、製薬協にて「第2回患者会アドバイザリーボード」を開催しました。前回に引き続き、「患者中心の医療」を推進するためのさまざまな課題について、アドバイザーの皆様との対話を通じて意見交換していくとともに、協働して取り組んでいく問題について話し合いました。今後も定期的な会合を通じて、アドバイザーの皆様と一緒に製薬協としてできることは何かを考えていきたいと思います。

2011/09/08

 アドバイザリーボードメンバーは、患者団体として全国を視野に長きにわたり多くの患者さんと向き合い、医療制度の問題、疾病等の相談などに活躍している10名(表)の方々が就任しており、第2回となる今回は9名の方々が出席しました。 冒頭、患者会連携チームの上杉氏より、第1回アドバイザリーボードで議論された課題、問題について説明を行いました。

医薬品の情報提供および開発・適応拡大に関する課題

前回話し合われた課題・問題の論点整理から、今回のテーマとして特に(1)医薬品の情報提供、(2)医薬品の開発・適応拡大、の2つに絞って意見交換を行いました。
冒頭、患者会連携チームの小嶋リーダーから製薬協の使命に関する説明がありました。その後、各テーマに関して「患者中心の医療」を実現していくために解決していかなければならない課題とその現状、そして課題解決の阻害要因になっているものは何かといった観点から製薬協と患者会が共有すべき情報について話し合いました。
患者会の皆様からも活発な意見を多数いただきました。それぞれの患者団体の立場から医薬品教育の問題、薬事法(広告規制)の問題、医師や薬剤師など医療関係者からの医薬品情報提供の問題、医薬品を含む疾患の治療体系全般にまたがる問題、また患者団体ごとに異なったテーマが課題となっているなど、さまざまな観点からカウンターパートとして率直なところを情報交換することによって、お互いの立場について理解を深めることができました。
総括としては、「患者中心の医療」を実現していくための取り組みはまだ現状においては道半ばであり、患者の立場で得られる情報にはまだ一定の制約があって満足のいくところまでは達していないという現状が浮き彫りとなりました。

表 〈患者会アドバイザリーボードメンバー〉 氏名: 敬称略、五十音順
一樋義明 一般社団法人 全国パーキンソン病友の会 事務局長
伊藤たてお 一般社団法人 日本難病・疾病団体協議会 代表
大平勝美 社会福祉法人 はばたき福祉事業団 理事長
小林信秋 認定NPO法人 難病のこども支援全国ネットワーク 専務理事
髙見国生 公益社団法人 認知症の人と家族の会 代表理事
田所裕二 社団法人 日本てんかん協会 事務局長
西村愼太郎 日本肝臓病患者団体協議会 常任幹事
長谷川三枝子 社団法人 日本リウマチ友の会 会長
眞島喜幸 NPO法人 パンキャンジャパン 事務局長
宮本髙宏 社団法人 全国腎臓病協議会 会長

製薬協・患者会との連携で進むべき方向性を再確認

前回に引き続き、今回の患者会アドバイザリーボードにおいても活発な議論が展開されましたが、その中には製薬協の取り組みが本当に実現できるものか、あるいは行政や医療関係者に対しても大きな影響力のあるものを考えて欲しい、といった患者会からの要望もありました。
一方、製薬協の立場で考える、患者さんが納得のいく治療を受けるために必要な医薬品の情報提供の在り方、あるいは医薬品の開発に欠かせない治験に関する情報提供の在り方については、患者団体それぞれの立場からの意見も真摯に受け止めながらさらに検討を進めていかなければなりません。
また、製薬協の立場でできること、また患者団体の皆様と協働すればこんな新しいことが実現できるといった先々のビジョンについても提示していくこと、そのうえで引き続き率直に意見交換を続けていくとともに、それらを実現する過程ではどんなことが障害となるのかといった問題・課題についても明らかにしていく必要があることを再確認しました。
次回以降のテーマとしては、「製薬協の立ち位置を明確にする」、「患者団体に対して提案する形で情報提供ができる範囲を提示する」ことが挙げられました。そして、実現するために問題となることを具体的に示しながらさらにいっそう議論を深めていくことで、患者団体との連携の枠組構築に向けた対話を進めていきたいと思います。
患者会アドバイザリーボードは、今後、2012年3月までに5回の予定で、「患者中心の医療」を推進するために継続して実施されます。

※次回(第3回)の患者会アドバイザリーボードは、2011年10月18日(火)15:00~17:00に製薬協で開催される予定です。


会場風景

(文:患者会連携チーム 七野 芳彦)

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