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小学生親子を製薬工場に招き見学会を開催

広報委員会では若年層を対象とした薬の教育啓発活動の一環として、製薬会社の工場見学会を実施しています。今年は小学校中学年から高学年の児童および保護者15組30名を招き、7月22日に見学会(主催:朝日小学生新聞社、協賛:日本製薬工業協会)を開催しました。当日は雲一つない晴天に恵まれ、緑に囲まれた公園のような環境での工場見学会を通じて、本来身近であるくすりの大切さや、自分たちの健康について改めて考える良い機会となったのではないかと思います。

2010/09/13

全国170組を超える応募者の中から選ばれた15組の親子(愛知県7組、岐阜県2組、東京2組、三重県・京都府・神奈川県・埼玉県 各1組)が、JR尾張一宮駅に集合し、見学会の会場であるエーザイ(株)川島工園(工場)へバスで移動しました。気温は40℃近くまで上昇し大変暑い日でしたが全員そろって元気に見学会を始めることができました。
工場見学に先立ち、主催者(朝日小学生新聞社)より挨拶とスケジュール説明がありました。その後、製薬協大槻広報委員長は「製薬協は医薬品の研究開発に挑戦する製薬会社68社の集まりです。小学生の時、友人と一緒に行った薬の工場見学会をきっかけに、自分にできることは何かを考え、医薬品の研究者を目指しました。皆さんも見学会を通じて、多くの感動を体験してそこで何かを見つけてもらえたらうれしいです」と幼少期の体験をまじえながら挨拶がありました。

施設紹介

参加者および関係者の自己紹介に続いて、川島工園の藤生工園長より見学施設の説明がありました。
「 ・敷地は約47万㎡(ナゴヤドーム約10個分)で自然の動植物に触れ、四季を感じられる公園の中にあるような工場として設立され、研究所のほか内藤記念くすり博物館も併設している。 ・医薬品を製造するだけではなく、人間の健康を考え患者さんの立場に立った医薬品づくりを目指している。 ・主に医療用医薬品の製造・包装が中心であり全世界の生産量の80%を占めている」との紹介がありました。

昼食

昼食は薬膳弁当が用意され、黒米入りご飯、ウコン茶をはじめ、それぞれのおかずの食材としての効用を聞きながら全員で昼食をとりました。日頃食べている食材にさまざまな効用があることに参加者一同は驚いていました。

くすりゼミナールと工場見学会

昼食後、雰囲気がなごんだところで、くすりゼミナールの開始です。内容は薬の成り立ちや種類、適正使用などについて、クイズを交えて、製薬協の教育啓発プロジェクトメンバーの久我委員が講師となり、わかりやすく解説しました。薬の歴史から現代の新薬開発に関するさまざまな事柄をクイズ形式で勉強しました。薬が発売されるまでの過程や、薬の効き方、さらには「薬にたくさんの種類があるのはなぜか?」、「決められた時間に決まった量を飲まなければいけないのはなぜか?」など薬の正しい使い方についても勉強しました。
工場見学は2グループに分かれてテクノロジー戦略川島製剤グループ※と製剤棟を見学しました。テクノロジー戦略川島製剤グループは製剤条件などを研究する部門で、事前に医薬品の製造工程(計量―混合―造粒―乾燥―製粒―打錠―PTP包装―梱包―検査―出荷)の説明がありました。より実際に近い環境で体験ができるように、ゴーグル・帽子・白衣・くつカバーを装着して見学を始めました。実際の小スケール製剤工程に使用する機材やその役割について説明をうけた後、日頃接することのできない機械に触れ、のぞいてみたりしながら、錠剤の打錠やPTPシートの包装作業に参加者は目を輝かせていました。製剤棟では、体験した一連の製造工程のひとつであるカプセル剤の梱包の様子を見学通路から確認することができました。

※テクノロジー戦略川島製剤グループはGMP対象外施設です。

グループ討議

休憩後、参加者は親子各2班、全4班に分かれて、見学会の感想や薬に関する疑問についてグループ討議を行いました。子供からの「工場で失敗した薬はその後どうなるのか」、あるいは保護者からの「各国の新薬承認審査には違いがあるのか」といった質問に対して、製薬協のメンバーや工場のスタッフも加わり討議を行いました。子供たちには、今回の見学会に参加し無事に見学会を終了したことを称えて工園長より終了証が授与されました。
最後に白井医療消費者部会長は、「今回学んだことを家族やお友だちに教えてあげてください。また皆さんの中から、まだ治療薬のない病気を治す薬の開発を目指す人が出てくれるとうれしいです」と挨拶をしました。

内藤記念くすり博物館

川島工園に併設している博物館では、施設について永縄館長より紹介をうけた後、昔の製薬道具や解剖書、漢方薬、薬屋の店など医薬の歴史のテーマ展示を見学しました。

最後に

見学会の開催にあたり、エーザイ(株)川島工園藤生工園長をはじめ、各施設の皆様方に多大なご協力をいただきました。当日の見学会の模様は、記者として参加した子供たち15名の執筆原稿とともに朝日小学生新聞に9月に掲載される予定です。また、掲載面をポスターにして全国の小学校7000校に配布される予定です。


工場見学会参加者

(広報委員会医療消費者部会教育啓発プロジェクトグループ 西野妙子)

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