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「製薬協健康フォーラムin 京都」開催される

広報委員会では、3月25日京都市のメルパルク京都において、当地で開催された日本薬学会第129年会のプログラムの一つとして、「脳を鍛える-認知症から脳を守る-」をテーマに市民向け健康フォーラムを開催しました。当日は約400名の参加を得て、健康に対する関心の高さが感じられるフォーラムとなりました。

2009/05/11

市民の関心が高い認知症

「健康フォーラムin 京都」は高齢化社会に生きる私たちにとって切実で身近な問題になりつつある「認知症」をテーマに、日本製薬工業協会と日本薬学会が共催し、京都府医師会、京都府薬剤師会の後援により開催されました。会場では、応募者約700名から抽選で選ばれた約400名の参加者が熱心に耳を傾ける様子が見られました。
開会の挨拶では、與五澤広報委員長が製薬協の活動をわかりやすく説明しました。

健康講演目指すのはスマートエイジング

第1部の健康講演は、東北大学加齢医学研究所脳機能開発研究分野教授川島隆太先生が「脳を鍛える」の演題で講演を行いました。人間は加齢とともに体力が衰えるのと同じように脳の働きが衰えていくこと、そしてこの衰えを予防するには前頭前野の働きを促すトレーニングが有効であること、さらに年をとるということは決して嫌なことではなく、上手な年のとり方があること、すなわち、目指すのはスマートエイジングであることをさまざまな実験データに基づいてわかりやすく解説しました。単純な計算や直筆で手紙を書く、手料理を作る、人と人とのコミュニケーションといった普段何気なく行っている行動が脳の働きを活性化することがわかりました。
続いて京都大学大学院薬学研究科創薬神経科学講座客員教授杉本八郎先生が「アルツハイマー病にならないために」の演題で講演を行い、世界で開発中のアルツハイマー病の治療薬最前線の情報や私たちが普段摂取しているいろいろな食べ物の中にもアルツハイマー病の予防効果があること、また生活習慣としてよく噛んで食べること、昼寝をすること、趣味として適度な運動や俳句を読むことなどがアルツハイマー病の予防として有効であることを説明しました。

クイズやゲームで参加者全員が楽しめたパネル・ディスカッション

第2部のパネル・ディスカッションはフリーアナウンサー久田直子さんの司会で進められました。座長は京都大学大学院薬学研究科創薬科学専攻ゲノム創薬科学分野教授辻本豪三先生、パネリストとして川島隆太先生、杉本八郎先生の他、京都大学大学院薬学研究科創薬神経科学講座講師木原武士先生、京都大学医学部附属病院薬剤部薬剤師岡村みや子先生が参加して、「脳を鍛える-認知症から脳を守る-」というテーマで行われました。認知症になるとどんな症状が現れるのか、病棟にいる薬剤師やお薬手帳の役割、認知症になりにくい秘訣などの話がありました。また、会場の皆さんへ認知症にならないように普段から心掛けていることが問いかけられたり、テスト形式で脳がどのくらい老化しているのかを体感したりしました。また、恒例になったQ&A形式を採用し、司会者およびパネリストからの質問に参加者が「Yes」か「No」で回答するなど、会場全体が非常に盛り上がったパネル・ディスカッションとなりました。
参加者からのアンケートの回答から、参加者の年代は60歳以上が約70%であり、本フォーラムは参加者のほぼ全員から有益であったとの評価が得られました。広報委員会では、今後も健康フォーラムを通じて、医療消費者に対し、医薬品や医薬品産業についての理解を深めるための活動を実施していきたいと考えています。

(文:広報委員会医療消費者部会 七野 芳彦)

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