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第8回患者会セミナーの報告

講師に「いいなステーション代表」和田ちひろさん
「患者会の医療参加における可能性と課題
~『患者会ガイド』の作成を通じて」

 製薬協広報委員会は、平成17年1月22日(土)、東京・大手町の経団連会館に、いいなステーション代表、東京大学医療政策人材養成講座特任助手の和田ちひろさんを講師に迎え、第8回製薬協患者会セミナーを開催しました。当日は、39の患者団体のリーダーなど約50名が参加し、活発な意見交換と交流が行われました。

 講演に先立ち開会の挨拶に立った青木製薬協会長は、「製薬協は安全で効き目の良い薬を作ることが使命だが、患者さんがどのように感じ、どのように思っているかをコミュニケーションを通じて知り、適正な活動につなげていくことが大事。患者さんが主体となり医療を選択できるより良いシステムを、患者さん、行政、医療従事者、製薬業界が一体となって作り上げていきたい」と述べました。

 続いて、この日の講師和田ちひろさんから、自身が監修、昨年秋に発行した「最新版全国『患者会』ガイド」の作成を通じて感じたこと、患者会が抱える課題、今後の患者会活動の可能性等について講演が行われました。

3つの課題、4つのテーマを提示

 和田さんは、医療にこんなことがあったらいいな、できたらいいなとの思いから、「いいなステーション」を設立、疾患別に必要な情報を発信したり、闘病経験者が体験を発信できる場として運営しています。

 和田さんは講演の中で、自身が以前に実施した実態調査の結果もふまえ、患者会の広報戦略の一環としてのホームページ開設によるメリットとデメリット、患者会のマネジメントに関する教育環境整備の必要性(大学等での患者会リーダー養成講座の設置等を含む)、疾患横断的な患者ネットワーク構築の現状と今後の可能性、の3つの課題を示しました。これまで個々の患者会が抱えていた問題点が、実は日本の患者会すべてに共通する課題であることを改めて認識することのできる非常に有意義な問題提起であったように思います。

 また、休憩をはさんで後半のセッションでは、冒頭に和田さんから(1)患者会が継続して質の高い活動を行うために必要なこと、(2)社会で信頼されるためにすべきこと、(3)患者会に期待される役割、(4)疾患横断的なネットワーク必要性の是非、の4つのテーマが提示され、埼玉膠原病友の会の佐藤会長の発言を皮切りに、それぞれのテーマに関する活発な意見交換と質疑応答が行われました。

 製薬協患者会セミナーは、平成13年に第1回目がスタートして以来、今回で8回目を数えますが、一方的な講演にとどまらず、出席される患者会同士の意見交換やネットワーク作りの場を提供するという趣旨も浸透し、回を重ねる度にますます充実した会となっています。

(広報委員会ペーシェントグループ部会 星 和弘)

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