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NPO法人日本IDDMネットワーク

「1型糖尿病を考える全国シンポジウム」に参加して

広報委員会ペーシェントグループ部会 宮原正

平成15年12月20日(土)熊本市において、「NPO法人日本IDDMネットワーク」による「1型糖尿病を考えるシンポジウム」が開催されました。日本IDDMネットワークは、1型糖尿病患者・家族会の全国的連携を図りながら、患者の自立を支援しているNPO法人であり、3回目を迎えた今回のシンポジウムテーマは、「医療関係者と患者・家族との理想的な関係を考える」でした。

シンポジウムには、患者、家族、医療関係者、一般市民など約20名が参加し、製薬協からもパネルディスカッションに広報委員会ペーシェントグループ部会の籠島鎮男部会長が参加しました。熊本県の1型糖尿病患者組織である「熊本つぼみの会」の陶山会長による主催者挨拶に続いて、来賓として登壇した潮谷熊本県知事は、県政の理念「クライアント・センタード(県民こそが中心)」を紹介し、利用者(患者)中心の医療実現のためには、行政・患者・家族・医療関係者それぞれの視点の結合が必要であると言及しました。

基調講演は、「1型糖尿病治療におけるエンパワーメント」と題して、天理よろづ相談所病院内分泌科部長石井均先生が、「患者の持っている潜在的な能力を開化させてやる事がエンパワーメントであり医師としての努めである。そして、医療関係者だけに任せるのではなく、それを実行するのは患者本人であり、自己管理の責任がある」と、今回のテーマの根底にある考え方をわかりやすく話しました。

パネルディスカッションは、医師の立場として引き続き石井先生、看護師の立場として水野美華さん(原内科クリニック・日本糖尿病療養士)、製薬企業の立場として籠島部会長、患者家族会の立場として井上龍夫氏(日本IDDMネットワーク理事長)の4名をパネリストに迎え、能勢謙介氏(同副理事長)をコーディネーターに、「医療関係者と患者・家族との理想的な関係」についてディスカッションが行われました。熊本という遠方にもかかわらず、過去2回に比べ多くの人が出席し大変盛況でした。また、医療関係者も多く出席し、患者・家族のナマの声を聞いて、一方通行的対応を反省し、いろいろ勉強しなければと決意を新たにした人も多かったようです。「患者中心の医療」の実現を目指す製薬協にとっても実りの多いシンポジウムであったと思います。

株式会社三和化学研究所東京事務所広報グループ長

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