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健康フォーラム in 仙台

「健康フォーラム「高血圧と脳卒中を防ごう~生活習慣病の予防と治療~」

2004/2/13




 平成16年2月7日(土)、仙台市で健康フォーラム「高血圧と脳卒中を防ごう~生活習慣病の予防と治療~」が製薬協主催で開催されました。同フォーラムは、前回12月に広島市で開催した健康フォーラムに続くもので、今回は生活習慣病のうち高血圧と脳卒中に焦点を当て、これらの病気の予防と治療を考えることをテーマに開かれました。

 一般市民を対象としたフォーラム開催に当たっては、東北厚生局、宮城県、県医師会、県栄養士会、県薬剤師会、NHK仙台放送局など多くの後援を受けました。当日は好天に恵まれたものの、前夜からの積雪のため出足が心配されましたが、約300席の会場は満員の盛況で、仙台市民の皆様の健康に対する関心の高さがうかがえました。

 山辺日出男常務理事の主催者挨拶の後に開会されたフォーラムは、第1部が女優真屋順子氏による「私の闘病記」と題するトークショー、第2部がパネルディスカッションの2部構成で行われました。第1部のトークショウでは、介護する夫の高津住男氏と共に車椅子で登壇された真屋氏は、脳卒中で倒れた自身の体験談を明るく分かりやすく話されました。また、夫の高津氏も3年に及ぶ介護の日々について語り、聴衆の方々の中には深く頷いている姿が数多く見られました。

 第2部のパネルディスカッションでは、ゲストの真屋、高津夫婦に加えて、公衆衛生学がご専門で東北大学医学部教授の辻一郎氏、宮城県薬剤師会常任理事の佐々木孝雄氏、国立療養所宮城病院栄養管理室長の寺崎洋子氏の各パネラーが登壇し、NHK解説委員の矢田部雅嗣氏が司会・コーディネータ―役を努めました。

 パネルディスカッションでは、生活習慣病のなかで大きな位置を占める「高血圧」と「脳卒中」の予防と治療について熱のこもった討論が展開され、予定の1時間30分を大きくオーバーするほどでした。

 各パネラーは、発言の途中に随時ビデオやパソコンを利用して各種のデータや図表を用いるなど、一般市民の方に分かりやすく説明する工夫をされてました。その中のデータには、高血圧予防のヒントとなる貴重な資料が数多くありました。ごく一部を以下に紹介します。

・高血圧は日本人の4人に1人が罹患しているが、自覚症状がないため本人が病気と気づかず、また診断されてもきちんと薬を服薬することが疎かになりがちである。その結果引き起こされる脳卒中は、東北地方では死亡原因の第2位を占めている。

・服用している薬を管理し、飲み合わせ、相互作用などをチェックするには、「かかりつけ薬局」を持つこと、「くすり手帳」を携帯することが役立つ。複数の薬局にかかりその度に「くすり手帳」をもらっている人を見かけるが、これでは薬の履歴を管理できないので意味が無い。

・高血圧予防のためには、1日の塩分摂取量の目安は約10gで、塩分の量と味が濃い薄いは必ずしも一致しない。また肥満の人の減量については、仕事の種類に応じた1日の適切な総カロリー数に従って、薄味にして無理なくゆっくり行うことが重要で、減量中でも1日3食をきちんと摂り、適度な運動をすることが必要。

 ゲストでパネルディスカッションに参加した真屋、高津ご夫婦は、「脳卒中で倒れた頃を振り返って、当時の仕事や家事の忙しさにかまけて、病気のサインであった首のしびれ等を単なる疲れと見過ごしてしまった。父方と母方両方とも高血圧の家系であり、より注意が必要であった」と真屋氏がのべると、夫の高津氏は劇団を主催して演出家・俳優としての仕事をこなしながら、妻の介護を長年続けていることに正直「つらい」と感極まって吐露されました。この言葉に来場者たちが感動し、高血圧という生活習慣病とそれを原因として発症した脳卒中という病気の実態に、予防の気持を一層深くされました。

 パネルディスカッション終了後、広報委員会の福室剛藏委員長が御礼の挨拶に登壇して、製薬協の活動を紹介するとともに、今回作成して会場にて配布した「育薬って何? Q&A」の小冊子を説明し、育薬の大切さをPRしてフォーラムは終了しました。

 今回の「健康フォーラム」の模様は、NHK仙台放送により、以下の日程で放映される予定です。

平成16年2月15日(日)
午後5時4分~5時53分
NHK総合「東北ダイナミックス」(放映は東北地方のみ)
平成16年2月28日(土)
午後5時~5時49分
BS1(全国放送)

(コミュニケーションツール部会副部会長 小林茂雅)

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