新しいくすりで、新しい明日を 新しいくすりで、新しい明日を

家族を想う母親の不安 家族を想う母親の不安


いつも家族の真ん中にいるのが「お母さん」です。
夫の健康、子どもの健康、高齢となった両親の健康、そして自分自身の健康……。家族の健康について考え出すと、その悩みはつきないかもしれません。

では、人々が健康のために普段気をつけていることとはどんなことでしょうか。
厚生労働省が2014年に行った調査によると、睡眠・休養、食事・栄養に気を配っていると答えた人は過半数に上りました。

健康のために具体的に気をつけていること

出典:厚生労働省政策評価官室委託「健康意識に関する調査」(2014年) ※健康のために「積極的にやっていることや特に注意を払っていることがある」又は「生活習慣には気をつけるようにしている」人を対象にした質問
平成26年版厚生労働白書 健康長寿社会の実現に向けて~健康・予防元年~(本文) 第2章 健康をめぐる状況と意識 (PDF) [3,088KB]

家族や自分がこれからも日々健やかに暮らしていくためには、日々の生活習慣に気を配るだけでなく「病気の知識」や「くすりの知識」も、そなえておいて損はないでしょう。実際、毎日の生活の中で、いま増えつつある病気や、治療が難しい病気の治療薬について考えさせられることは、意外とたくさんあるものです。たとえば……。

  • ・両親はもちろん、私も夫もいわゆる「がん世代」。新聞やテレビでがんの話題を見ると、とても気になる。
    副作用が少なくて効果の高い新薬が出てこないかな……?
  • ・いま友人が悩んでいるのは「線維筋痛症」。全身に激しい痛みが走る病気で、200人に1人がかかるらしい(*1)。
    女性に多いと聞いている「関節リウマチ」もそうだけど、こういった稀な病気にも新しい治療薬が出てこないかな……。
  • ・筋萎縮性側索硬化症(ALS)のような難病で苦しむ人が少しでも減って欲しいな……。
  • ・両親ももう70代。この先もし認知症になってしまったら……。
    ある程度覚悟はしているけれど、その頃には新薬が登場したりするのかな……。

(*1)2007年厚生労働省研究班の調査

人々の願いを実現してきた「新薬開発」 人々の願いを実現してきた「新薬開発」


こんな人々の健康への願いに一つひとつ応えてきたのが、新薬開発の歴史です。

例えば、胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、1970年代以前は重症になると手術治療が主流でした。しかし現在は飲み薬だけで治療および再発予防が可能になり、患者の負担は大幅に軽減しています。日本人の国民病ともいわれたC型肝炎は、かつては有効な治療法が少なく、多くの患者が肝硬変や肝臓がんを発症しました。しかし、1990年代にインターフェロンの注射治療が登場したことにより治療効果が高まり、現在では飲み薬による治療で完治を目指せるようになりました。

身近な病気の治療薬も進歩しています。かつて治らない病気と考えられてきた「白癬」(水虫)ですが、1990年代に有効性の高い抗真菌薬が相次いで登場したことにより多くの人が完治するようになりました。ほかにも、糖尿病、脂質異常症、高血圧などの治療は、食事や運動など生活習慣の改善が重要ですが、新薬の登場で治療効果が高まり、患者さんは安心して治療に取り組めるようになってきています。新薬開発は、健康長寿社会の実現につながっているのです。

新しいくすりが、私たちの未来を変える。アンメット・メディカル・ニーズへの挑戦 新しいくすりが、私たちの未来を変える。アンメット・メディカル・ニーズへの挑戦


新薬開発は医療の進歩に大きく貢献してきましたが、一方では、まだ有効な治療法の見つからない病気もたくさんあります。こうした病気に対する新薬への期待を表す言葉が「アンメット・メディカル・ニーズ(いまだ有効な治療法がない疾患に対する医療ニーズ)」です。 こうしたニーズに応えるため、新薬開発に携わる製薬企業、大学、研究機関などは、日々研究開発活動に取り組んでいます。

疾患 開発件数 疾患 開発件数
肺がん 24 乳がん 12
悪性リンパ腫 16 糖尿病 12
肝がん 14 関節リウマチ 10
白血病 12 うつ病 9

アンメット・メディカル・ニーズに対する医薬品は現在どれくらい開発中なのか、主な疾患を挙げてみました。肺がん、悪性リンパ腫などのがんに対するものが多く、気になる乳がんや関節リウマチ、うつ病などについても、新薬の開発が進められています。

疾患での開発件数推移
出典:政策研ニュース No.45 表3 治療満足度・薬剤貢献度(2014年度)別に見た各疾患での開発件数推移(2015年5月時点)

表に挙げたもの以外でも、新薬の登場が強く求められている病気に、アルツハイマー病、血管性認知症、多発性硬化症、すい臓がん、線維筋痛症などがあります。

製薬産業は、あなたの家族、そしてあなたの大切な人たちが充実した生活を送っていけるように、新薬開発やアンメット・メディカル・ニーズに対する挑戦を続けています。家族、そしてあなたの周りの大切な人たちが健康に笑顔で暮らしていけることを願って。