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2003国際シンポジウムの開催

「患者中心の医療を考える国際シンポジウム2003」開催

 製薬協は3月22日、東京・丸の内の丸ビルホールで、「患者中心の医療を考える国際シンポジウム2003」を開催しました。同シンポジウムには海外から2人のゲストが参加し、プレゼンテーションが行われたほか、日本の患者会代表も交えてのパネルディスカッションが行われ、患者会をはじめメディア、薬業界関係者など225名が熱心に議論を聞きました。

患者会38団体71名が参加

 「患者中心の医療を考える国際シンポジウム2003-患者会活動で社会に響かせる『患者の声』」は、患者中心の医療を実現するために主体的な役割を果たすことが期待される方々、すなわち、患者会をはじめ医療、行政、製薬企業などの代表者・関係者が一堂に会し、実現に向けての課題、あるいは解決策といったものを共有できればとの考えにより開催したもので、2001年6月に引続き今回が2回目となります。

 なお、当日は3連休の狭間にあたる難しい条件にありましたが、定員278名の会場に225名(患者会から38団体71名、マスコミ関係で33名、会員会社3社から54名、その他67名)の皆さんの参加を得ることができました。

米国、英国からゲストスピーカー

 シンポジウムの構成は前回と同様、まず欧米における「患者中心の医療」実現にむけた最新の事例紹介を行い、その後、事例を素材としながらパネルディスカッションを展開するという方法を指向しました。

 今回は、欧米からのゲストスピーカーとして、全米稀少疾患患者組織(NORD)のアビーS.マイヤーズ会長、英国患者会連合(LMCA)のデービッド・ピンク事務局長の両氏を招聘しました。そして、下NORD からは、稀少難病という個々の疾患単位では大きな力を得にくい状況の解決に向けた工夫を、また、LMCA からは、患者会を横断的に組織することの意味とそこから得られる価値を、そして両者に共通したこととして、医療・行政・製薬産業との良好な関係構築への取り組みに関する知恵といったことなどの紹介をいただきました。

迫田解説委員の司会でパネル討議

 また、パネルディスカッションは迫田朋子・NHK解説委員のコーディネートのもと、排泄ケアに関する諸問題の解決と社会的向上をめざす「日本コンチネンス協会」の葛西義憲副会長、薬害エイズ被害者救済事業を被害者自らが推進していくことを目的に設立された「はばたき福祉事業団」の大平勝美理事長、それに、ゲストスピーカーの両氏と、製薬協から山辺日出男常務理事が加わり、5名により展開されました。日本における「患者中心の医療」がめざすべき方向、日本の患者会が抱える課題とその解決策、患者会・企業・行政・医療関係者のパートナーシップ、といったことをキーワードにした約1時間30分のディスカッションは、迫田解説委員の巧みな課題の引き出し、ゲストの適切なアドバイス、それに、葛西副会長と大平理事長の経験に裏打ちされた説得力あるコメントなどが相俟って、大変に充実したものとなりました。

 ちなみに、来場者アンケート(102名の方が回答)には、ゲストの講演内容に90名(88.2%)の方が、またパネルディスカッションには71名(69.6%)の方が、そしてシンポジウム全体には85名(83%)の方が、「満足」と回答してくれましたが、そうした結果が、今回のシンポジウムの意義を何よりも雄弁に語ってくれているように思います。

(広報委員会ペーシェントグループ部会部会長 籠島 鎮男)

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