くすりを正しく使うということは、簡単にいえば医師の指示どおり使うということです(適正使用)。くすりは正しく使われて、はじめて効果を発揮します。
その理由は
(1) 患者さんがくすりを正しく使うことで、医師は正確な情報を受け取り、的確な治療ができます。正しく使わないと、効果が出なかったり逆に強く出すぎて副作用を起こしてしまったりする場合があります。はじめに正しい診断をしていても、変更しなければならなくなり、誤った治療をすることになってしまいます。
(2) 患者さんの治療を通して集められたさまざまな情報は、医師や薬剤師から製薬会社にも伝えられます。その情報をもとに、くすりの有効性や安全性、使い方などの改善を行ったり、新しいくすりの開発を進め、患者さんの治療の可能性を広げることができるのです。
くすりを正しく使うことは、もちろん患者さん自身のためですが、同時に次の世代の人々の健康にも役立つ大切なことなのです。 |