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「製薬協メディアフォーラム」を開催
テーマは「ワクチンの有効性と安全性の考え方 ~疫学の視点から~」
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「症例・対照研究」では、発病した人と発病していない人について、過去のワクチン接種状況を確認します(図8)。

図8 症例・対照研究
図8 症例・対照研究

ワクチンの有効性を評価する場合、分析疫学の中でどのデザインが最良で現実的かは、疾病の特性によって変わってきます。インフルエンザワクチン有効性研究の分野では、現在、Test-negative case-control designが世界的に使われていますが、このデザインは症例・対照研究の亜型です。1シーズンだけで有効性を評価するのではなく、複数シーズンに渡り、同じデザインで継続的に評価することが行われています。

インフルエンザワクチンは効く? 効かない?

では、インフルエンザワクチンは効くのでしょうか? 効かないのでしょうか? 厚生労働省研究班では、6歳未満児のインフルエンザワクチンの有効性をTest-negative case-control designで評価しています(図9)。現在5シーズン目で4シーズン目までの結果が出ていますが、有効率はおよそ50%で、発病リスクを半分に低下させることがわかっています。また、流行株とワクチン株が合致しているシーズンでは有効率が高くなることも示されています。高齢者では、世界中で公表されたTest-negative designの研究結果の系統的レビューから、流行株とワクチン株が合致していると有効率は46~58%、合致していない場合は28~43%という結果が出ています。

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