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「製薬協プレスツアー」を開催
未来型医療を見据え、医療情報とゲノム情報を複合させたバイオバンクの構築に取り組む、
東北大学 東北メディカル・メガバンク機構
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2017年度のプレスツアーは「東北大学 東北メディカル・メガバンク機構」(仙台市青葉区)を訪問しました。同機構が取り組む主な事業は、医療情報とゲノム情報とを組み合わせたバイオバンクの構築、地域医療情報連携基盤の構築、そして高度専門人材の育成の3つを柱とし、およそ10年におよぶ事業を計画しています。特にバイオバンクの構築においては、長く積み上げられた健常者由来のデータは創薬においても大変有用であり、すでに製薬協加盟会社15社が契約締結のもと利用を開始しています。今回のツアーはゲノムコホート研究や未来型の医療の実現に向けた取り組みに関する最新情報や、スーパーコンピュータシステム、生体試料保管庫(バイオバンク)等の最新設備について取材する機会となりました。一般紙、業界紙の記者15名と、製薬協広報委員8名の参加のもと、2018年2月6日に実施されたプレスツアーの内容について、以下の通り報告します。

会場風景
会場風景

東北メディカル・メガバンク計画の進捗状況

東北メディカル・メガバンク機構 機構長 山本 雅之
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東北メディカル・メガバンク機構は、東日本大震災の被害からの創造的復興のため、東北地方の発展に資する新たな目標を設定し、日本のライフイノベーションをリードする新規拠点を構築して被災地の復興と活性化に貢献したいという思いのもと、未来型医療を築いて震災復興に取り組むことを目的に設置されました。当機構は、東日本大震災の被災地の地域医療 再建と健康支援に取り組みながら、医療情報とゲノム情報を複合させたバイオバンクを構築しています。このバイオバンクに集まった情報と、その解析結果に基づく新しい医療の創出を通じて、被災した東北地区への医療人に対する求心力向上、産学連携の促進、関連分野の雇用創出、さらには医療復興を成し遂げたいと考えています。
 では、未来型医療とはなんでしょうか。それは身体の設計図である遺伝子の情報に基づく個別化医療と個別化予防の発展だと考えます。皆に効く薬も、皆に副作用が出ない薬もありません。この薬はある集団には効くが、ある集団には使わないほうが良いということを考慮した医療の実現のため、大規模コホート研究と複合バイオバンクを作りました。まず、健康な人たちに参加してもらい多様なデータを収集しました。その人たちを追跡していくうちに15年、20年後に病気になる人も出てきます。それを集団で見て統計をとり、病気になる前と病気になったばかりのデータを集めてバイオバンクを作り、健康に関する情報と試料を取り扱うこととなりました。

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