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「第129回 医薬品評価委員会総会」を開催
Patient Centricityを取り入れた医薬品開発を進めるためには何が必要か?
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プレゼンテーション

最後のパネルディスカッションに先立ち、パネリストの一人である国立がん研究センター中央病院小児腫瘍科長の小川千登世氏より、小児がんの領域における問題点について、プレゼンテーションがありました。小児がん領域では、日本は欧米に比べ新薬開発が遅れている現状や、費用やリソースの問題で小児がんの治験・臨床研究の実施が非常に困難である状況を紹介しました。その解決方法の一つとしては、企業が小児の国際共同治験に数例でも良いので日本人を組み入れること、成人と同様に小児がんが発生する場合は、成人で計画されている国際共同治験の年齢基準を若干下げるか、成人の第II相試験に小児の第・相試験を組み込む等の工夫で小児適応の開発が促進されるとのアイデアを紹介しました。

国立がん研究センター中央病院 小児腫瘍科長 小川 千登世 氏
国立がん研究センター中央病院
小児腫瘍科長 小川 千登世 氏

パネルディスカッション

パネルディスカッションでは活発な意見交換があり、今後、「患者さんと共に創り上げる医薬品開発」を日本で実現するためには、第1に治験に関する情報公開をもっと進めるべきであるとの議論がありました。一部の治験情報はすでに公開されていますが、患者側の立場では、「治験を実施している」という情報すらどこに行ったら得られるのか、いまだにわからないとの問題意識がありました。第2に、国民・患者さんにもっと医薬品の開発の現状や、治験・新薬審査の制度、薬価の仕組み等を知っていただき、理解していただく必要があるとの意見が出ました。規制当局や開発企業とほぼ同じレベルで議論ができる患者会代表者がもっと必要であり、患者さん自身が学習できる機会、トレーニングプログラム等の必要性が指摘されました。小児がんの治験については、まだまだ問題が多く、企業の積極的な参加を小川氏が参加者全員に呼びかけて、シンポジウムは閉会しました。

医薬品評価委員会 副委員長 菊地 主税

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