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「製薬協メディアフォーラム」を開催
テーマは「医療健康分野におけるAI/ビッグデータの活用について」
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医療健康分野のビッグデータの2次利用

2年目の報告書では、ビッグデータの有効な2次利用に向けて、3つのステップで課題と提言を行っています(図5)。すでに当局や国の協議会等で検討されている内容ですが、どの課題についても大きなインフラを設置しなければ進まないものばかりです。問題はいかにスピード感をもって進めていくかということだと思いますので、これからのインフラの技術革新が「産業革命のスケールで進む」という期待感の一方で、現場のインセンティブにつながるイニシャルコスト等を適切に負担する等、データの収集や活用が早急に進んでいくことを期待します。

図5 医療健康分野のビッグデータの有効な2次利用に向けて(主な課題)
図5 医療健康分野のビッグデータの有効な2次利用に向けて(主な課題)

これから多くの医療健康分野のビッグデータの集積と活用が期待されますが、製薬企業は医療機関等で1次活用された個人のさまざまな情報を適切な匿名化等のステップを踏んで、2次活用させていただく立場であります。そのため、ほかの産業でのビッグデータの活用とは異なる特殊性をもっています。情報の出口のプレーヤーとして、成果の還元や医療改善というエコシステムを進めていく役割が求められますし、そのために活用できる情報という視点で課題発信をしていくことが必要だと思っています。
 2017年から、ビッグデータ活用を具体的に進めるために「診療データの活用」「PHR等の活用」「AIの活用」「人材育成」「知財保護・活用」という5つのテーマについて、ポイントを絞って検討の深掘りを始めています(図6図7)。たとえば、診療データの活用に関しては、薬の「研究」の立場と「マーケティングや流通」の立場では、必要とする情報の詳細さや広がりに非常に大きな差があります。また、同様にこれから重要になっていくPHR等の活用というテーマを例にすると、バリューチェーンによる違いはもとより、技術革新が急激に進んでいく中で、短期視点と長期視点ではデータの活用の観点が変わってきています。

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