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「2017年偽造医薬品対策セミナー」を開催
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次に、ハーボニー配合錠の偽造医薬品流通事案は、日本の医薬品の正規の流通経路に偽造品が紛れ込んで患者に調剤されるという、国へ大きな衝撃を与えた事案であったとコメントしました。この事案を受け、国として「医療用医薬品の偽造品流通防止のための施策のあり方に関する検討会」を設置し、卸売業者、薬局等が遵守すべき事項のルール化等に取り組んでいると説明がありました。

表1 卸売業者、薬局等が遵守すべき事項
表1 卸売業者、薬局等が遵守すべき事項

※一般用医薬品についても、必要に応じて、同様のルールを適用する。

ギリアド・サイエンシズ 法務部ディレクター 加賀美 有一 氏
ギリアド・サイエンシズ 法務部ディレクター
加賀美 有一 氏

ギリアド・サイエンシズ法務部ディレクターの加賀美有一氏は、2017年1月に発覚したハーボニー配合錠の偽造医薬品に対するギリアド・サイエンシズ社内での最初の10 日間の対応、初動において考慮すべき事項、社内における事前準備について、事件 の背景とともに説明しました。
 偽造医薬品が国内で発覚した際に初動において考慮すべき事項として、このような事件では関係当事者間の機能と利害が違う方向を向いていることから、厚生労働省 医薬・生活衛生局 監視指導・麻薬対策課への報告をまず行うことがポイントとなります。報告先の順序を間違えると、当局との協力関係を損ない、調査が困難になったり、製品の需給バランスが崩れたり、偽造医薬品が流通した経路で不正な取引が始まる可能性すらあります。また、社内における事前準備についても、偽造医薬品が発生したときの危機対応タスクフォース(TF)を事前に決めておくことも重要です。
 TFは意思決定の迅速化、情報のリーク防止の観点より、最初は最小限のメンバーで構成し、必要に応じて拡大していくべき等のコメントをしました。

第二部 海外における偽造医薬品の実情と対策について

Pharmaceutical Security Institute(PSI)CEOのThomas Kubic氏は、偽造医薬品のグローバル、アジアでの状況について、最新の調査データを基に講演しました。PSIは、製薬企業33社が加盟および資金を拠出し、偽造医薬品対策について各国政府と連携のうえ対策を講じている15年の歴史をもつ団体です。

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