製薬協について 製薬協について

政策研のページ

最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前 pdf
181号タイトル
政策研のページカテゴリ画像
前へ12345678次へ
バイオ医薬品(抗体医薬品)の生産動向
─販売重量からの分析─
line03 line03 line03
図7 生産細胞別抗体医薬品目数
図7 生産細胞別抗体医薬品目数

以前は抗体医薬品以外のバイオ医薬品の生産細胞として、大腸菌が最も多く用いられ、また酵母も利用されてきた報告[5]もありますが、現在ではCHO細胞が最も多く用いられています。その使用実績の蓄積から細胞構築のための手順が明確化されている利点があり、生産性を高めるためにさらなる高発現細胞樹立に向けた検討もなされているため、今後もこの流れが継続するものと思われます。
 抗体医薬品の販売重量を生産細胞別に見てみると、いずれの生産細胞においても販売重量は拡大しています(図8図9)。販売重量においてもCHO細胞が最も大きく全体の8割前後、NS0細胞が数%、SP2/0細胞が10~20%で推移しており、ここ10年では大きな変動はありません。ただし、大腸菌によって生産される抗体医薬品が2009年より登場し始めている点は新たな変化と言えます。次世代型抗体として創出された低分子抗体では、抗体のFc領域を欠いている等分子サイズが小さく、Fc領域に付加される糖鎖を考慮する必要がないため、大腸菌が利用されたのがその理由です。

mark [5]
「生物工学」第86巻 第8号. 393-395 2008年
図8 生産細胞別抗体医薬品販売重量の推移(左:重量、右:割合)
図8 生産細胞別抗体医薬品販売重量の推移(左:重量、右:割合)
前へ12345678次へ
最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前

このページのトップへ