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バイオ医薬品(抗体医薬品)の生産動向
─販売重量からの分析─
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また、2015年度の国内売上高上位20品目に関して、品目ごとに売上高と販売重量との関係をプロットしました(図6)。全体的には右肩上がりのグラフではありますが、両者の相関係数が低いです。この理由としては、品目ごとに見てみると、低分子化抗体であるため分子量(重量)が小さいものもあれば、適応疾患もさまざまであるために投与量や薬価の違いもあり、品目によって状況が異なっていると考えられます。一つひとつの品目の売上高と販売重量は比例関係にありますが、バイオ医薬品市場のあるカテゴリーにおいて、あるいはバイオ後続品の影響を考える際に、売上高とその販売重量や必要な生産量は、必ずしもパラレルに連動するわけではありません。このため、売上市場と生産量の両方の視点が必要となってくると、考えます。

図6 抗体医薬品売上高と販売重量の関係
図6 抗体医薬品売上高と販売重量の関係

抗体医薬品の生産細胞に関する分析

次に、バイオ医薬品の生産細胞に関する分析を行いました。バイオ医薬品の生産においては、遺伝子組換え技術等を応用し、微生物や細胞がもつタンパク質を作る力を利用して製造されています。生産細胞としていくつかの種類が利用されているため、現在までに日本において承認された抗体医薬品41品目の生産細胞を分類しました(図7)。最も多いのはチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞であり25品目、次いでNS0細胞が7品目、SP2/0細胞が6品目、大腸菌(E.Coli )は2品目でした。グローバルにおいても同様の傾向であり、日米欧で承認された抗体医薬品の半数以上がCHO細胞によって生産されています。

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