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バイオ医薬品(抗体医薬品)の生産動向
─販売重量からの分析─
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図1 日本でのバイオ医薬品市場推移(左:販売重量、右:売上高)
図1 日本でのバイオ医薬品市場推移(左:販売重量、右:売上高)

バイオ医薬品の販売重量に関して、2005年から2015年までの10年間の推移を見ると、インスリン製剤は年間販売重量が400kg前後で推移しており大きな変化はありません。「その他」に分類したサイトカインやホルモン製剤は、10年間で販売重量は12.5kgから41.2kgへと約3.3倍の上昇を示していますが、投与量が少ないという特徴から、全体に占める割合は2~3%となっています。これらに対し、抗体医薬品では、2005年に112.8kgであったのに対し、2015年には1199kgと約10倍の販売重量にまで拡大し、割合も2005年の24%から、2009年には50%を越え、2015年には71%にまで大きく拡大しています。これまで抗体医薬品の売上高の伸びに注目してきましたが、売上高において抗体比率が50%を越えたのが2013年であるのに対し、販売重量の指標で見ると、2009年には50%を越えており供給面では抗体医薬品の拡大が早い段階で起きていたと考えられます。

抗体医薬品の国内外製造場所分類による分析

最も販売重量が伸びている抗体医薬品について、国内販売された医薬品の製造場所が国内か海外かを個別調査して品目分類し、集計しました(図2)。国内生産品は2005年ではわずかな販売重量であったのに対し、2015年には約145kgにまで伸長しています。国内においても、製造設備投資等による抗体医薬品の生産能力が向上していると考えられます。しかし、海外生産品は、2015年には約1055kgと国内生産よりはるかに大きく拡大しており、国内生産割合はここ数年間11~12%で頭打ちになっている状況です。

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