製薬協について 製薬協について

Topics | トピックス

最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前 pdf
180号タイトル
トピックス画像
前へ12345678次へ
「製薬協メディアフォーラム」を開催
テーマは「危機管理としての感染症対策」
line03 line03 line03

インフルエンザ菌

インフルエンザの病原体である「インフルエンザウイルス」とは別物の細菌です。莢膜型(6タイプあり、重症になりやすいのはタイプb)と無莢膜型(中耳炎や肺炎の原因となる)があります。感染症患者の年齢分布は肺炎球菌と同様、5歳未満と60歳以上に集中している一方、耐性菌は減っていない状況です。

肺炎マイコプラズマ

マイコプラズマ肺炎の原因として有名ですが、マクロライド系抗菌薬の作用点である23S rRNA domainⅤという部位が変異することで、マクロライド系抗菌薬が作用点に作用できなくなり、耐性化します。肺炎マイコプラズマのマクロライド耐性菌は2000年頃からどんどん増え始め、2011年の大流行時には約90%にまでなりましたが、現在は50〜60%くらいと言われています。マクロライド耐性菌に効く薬剤にはテトラサイクリン系とニューキノロン系抗菌薬がありますが、テトラサイクリン系抗菌薬は、8歳未満には投与できません。マクロライド耐性肺炎マイコプラズマに有効な小児用抗菌薬も開発されてはいますが、十分とは言えないのが現状です(図2)。

図2 患者さんの年齢分布
図2 患者さんの年齢分布

出典 IASR Vol. 35 p. 229-230: 2014年10月号

2.院内感染症(菌交代症)

院内感染については、市中感染症とも共通するメチシリン耐性黄色ブドウ球菌やβ-ラクタマーゼ産生菌のほかに、緑膿菌やアシネトバクター属等の多剤耐性菌があります。
 最近話題となっているのが、CRE(カルバペネム耐性腸内細菌科細菌)ですが、その中でも特にカルバペネム系の抗生物質を分解してしまうCPE(カルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌)は、耐性がいろいろな菌に伝播されやすい性質があります。こういった菌は耐性度が高く、ひどい場合は使える薬がほとんどなくなってしまい、副作用の強い耐性菌用の薬を使わざるを得ない状況にもなりかねないので、院内で広がらないよう十分な注意が必要となります。

前へ12345678次へ
最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前

このページのトップへ