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「第29回 製薬協 政策セミナー」を開催
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■パネルディスカッション
コーディネーター

慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授 宮田 裕章

パネリスト

日本医療研究開発機構 理事長 末松 誠
厚生労働省医政局 研究開発振興課長 森光 敬子
サンバイオ株式会社 代表取締役社長 森 敬太
製薬協 畑中 好彦 会長

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製薬産業のこれまでの貢献

宮田 第1部では、日本の創薬開発を推進するうえで好ましい流れとなる日本医療研究開発機構(AMED)による研究費の運用ルールの見直し、最終的には“患者さんの手元へ”を念頭に、創薬開発支援に取り組む厚生労働省の姿勢が示されました。他方、創薬開発の軸としてのベンチャー企業の実績と将来性、医療の質、患者満足度、コスト、スピードを意識した創薬開発のための連携といった製薬協のビジョンをうかがうことができました。これらの点を踏まえ、パネリストの方々と議論していきたいと思います。

慶應義塾大学医学部医療政 策・管理学教室 教授の宮田 裕章 氏
慶應義塾大学医学部医療政策・
管理学教室 教授の宮田 裕章 氏

 まず、これまでに製薬企業が果たしてきた貢献について、改めてうかがいたいと思います。
畑中 私たち製薬企業は、そのときどきで最先端の科学技術を取り込み、既存の知識と融合させながら新薬を開発してきました。その結果、日本は世界第2位の新薬創出国に位置づけられるようになりました。
宮田 これまでの新薬開発における製薬企業の貢献について議論の余地はないと思われますが、昨今はベンチャー企業の存在が重要性を増しているように感じます。
 ベンチャー企業は、今や創薬イノベーションの中心になっていると自負していますが、それは後期臨床試験の段階で協力いただく既存の製薬企業の存在があって初めて実現できたことだと捉えています。

医薬品の価値の変容に対する取り組み

日本医療研究開発機構 理事長の末松 誠 氏
日本医療研究開発機構 理事長の末松 誠 氏

宮田 今お話しいただいたように、これまでの新薬開発における製薬企業の貢献は多大なものがありますが、昨今、医薬品の価値が変容してきたように見えます。AMEDが重視しているのはどのような点でしょうか。
末松 AMEDは「創薬」、「医療機器」に次ぐ第3のコアとして「Medical Arts」の領域を創出しようと考えています。「MedicalArts」とは、これまで研究費配分の対象としての公募がほとんど行われてこなかった無形の医療技術のことで、その開発や医療を支援するソフトウエアの開発を目指しています。そして、この3つのコアを支援するうえで重要なポイントの一つが、費用対効果の評価であり、それに応じて研究費を配分することにあるということです。これからの医薬品価値の主要な尺度の一つが費用対効果であり、AMEDはこれを研究費配分の判断に採り入れ、定着させようと考えています。
宮田 本セミナーの冒頭で製薬協の伍藤理事長が述べられた、「イノベーションと持続可能性の両立」も時代の要請だと思います。新薬は世に出して終わりではなく、誰がどのように使い、どのような効果を得ているか、実態を把握し、たとえば、薬価改定においても引き下げ前提ではなく、従来に比較し、早期に治癒するのであれば加算を考慮するという動きもあると聞いています。厚生労働省は、医薬品の価値の変容を業務にどのように反映させようとお考えなのでしょうか。

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