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製薬協特別番組 沖縄テレビ放送
「命薬(ぬちぐすい)なお話 ―聞いて安心 お薬について―」公開収録を開催
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琉球大学医学部のVTRを交え、糖尿病の病態や合併症について詳しく紹介されました。
 治療については食事療法と運動療法で生活習慣を改善することが大切ですが、薬剤も進化しており、最近も新薬が数多く出ています。VTR中に60代女性の患者さんより、「新薬を服用することで糖尿病もコントロールでき満足している」とのコメントもありました。また糖尿病で大切なこととして、病気と向き合い上手に付き合っていくことが大事な病気であり、現在の医療では完全に根治することが難しいですが、薬剤の選択肢も多く、その薬剤の効果を十分に引き出すために運動療法や食事療法といった生活習慣を改善することで糖尿病治療全体が適切にコントロールでき、正しい知識を持って対処すれば決して怖い病気ではないことが紹介されました。
 VTR終了後、益崎氏より薬剤について「糖尿病は患者さんごとに病状が異なるため患者さんに合わせた薬剤を選択し、複数の薬剤を組み合わせて使用することもある」とのお話がありました。
 また医師へのアンケート調査をもとに疾患ごとの治療満足度と薬剤の貢献度をまとめたグラフが紹介されました。
 その中での糖尿病は治療満足度が高く、薬剤の貢献度も高いことがわかりました。半面、糖尿病の三大合併症である網膜症、腎症、神経障害については治療満足度が低く、革新的な新薬の登場が待たれる疾患です。そのため糖尿病は合併症を発症しないようにすることが大切であり、適切に治療していかなければならない疾患であるとのお話がありました。
 加藤委員長より、「治療を必要とされながら決め手となる治療法やくすりがない疾患、病気は多く存在しており、こういった医療ニーズに応えられる新薬を一日も早く開発して患者さんに届けることが研究開発型である製薬企業としての使命だと考えている」との言葉で締めくくりました。

伊良部島での離島医療

沖縄県には数多くの離島があり、離島医療も特徴の1つです。VTRでは伊良部島を例に、離島医療で大切なことや訪問医療の様子、薬剤師の役割、くすりの大切さなどが紹介されました。
 伊良部島は人口が約7000人で、徳洲会伊良部島診療所が唯一の医療機関でしたが、2015年1月に伊良部大橋が開通したことで、診療所の負担が少なくなりました。しかしながら約2000人が65歳以上の高齢者である伊良部島では訪問医療が非常に大切であり、患者の家の状況や背景を踏まえた診療を行っています。また島内のくすりを一手に担っているのが上地薬局であり、薬剤師より、「離島ならではの苦労などがある。特に台風などにより交通が遮断されることがあり、薬剤のストックや医薬品卸とのコミュニケーションが非常に重要」とのお話がありました。

創薬について「産学連携」

産学連携に力を入れ新薬の開発に取り組んでいる琉球大学医学部のVTRが上映されました。その後、同大学免疫学講座教授の田中勇悦氏より琉球大学医学部での産学連携の取り組みや産学連携でどのような新薬を開発したかの紹介がありました。
 これまで多くの治療薬が開発されてきましたが、医薬品の開発は年々難しくなっているのが現状で、それを解決するためにも産学連携が重要であり、大学などの研究機関で生まれた最先端の研究成果や技術などを、最大限に活かし、さらなる技術開発を目指すために製薬会社と大学などが連携して共同で開発していくことが大切とのお話がありました。
 加藤委員長よりゲストへのクイズを交えて新薬の開発の過程が解説されました。
 1つの新薬として患者さんの元に届くまでには、おおむね9年から16年と長い年月がかかること、また、研究開発には数百億円、中には1000億円以上もかかるものもあり、さまざまな産業の中でも医薬品産業は研究開発費の比率が高いことが特徴であると紹介されました。

治験について

長い時間をかけて開発された薬剤候補を、最後に待っているのが治験であり、治験とはどういうものなのか、またなぜ必要なのか、琉球大学医学部臨床薬理学科教授の植田真一郎氏からVTRによる紹介がありました。
 新薬を開発するには治験は非常に重要であり、治験とはどのようなものか、治験の流れ、治験コーディネーターについて、また治験コーディネーターからは治験に参加することによるメリット、デメリットなどについて紹介がありました。
 植田氏より、「新薬のおかげで、治らなかった病気が治るようになり、手術をしなくても病気を治せるようになってきました。新薬は多くの人々の生命や健康を支えています。現在、私たちが使用している薬剤は、これまでの多くの方たちの協力と治験により生まれてきたものです」との言葉でVTRを締めくくりました。

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