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「第5回 アジア製薬団体連携会議(APAC)」を開催
ミッション:革新的な医薬品をアジアの人々に速やかに届ける
~新薬の創出とアクセス改善に向けたAPACのさらなる挑戦~
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それに引き続き次の5題のプレゼンテーションがありました。まず「筑波大での創薬活動における能力開発」と題して筑波大学教授の礒田博子氏が学校のプログラムを通して行う人材育成−筑波大学ライフイノベーション学位プログラムについて講演し、2番手に登場した大阪大学客員教授の寺下善一氏は「DSANシステムを通しての能力開発」というタイトルでDSAN-Jを通して創薬研究者が育成されてきた経験を語りました。
 続いてタイの研究機関であるTCELSのN. Damrongchaigaha氏は「天然物を使っての探索研究」と題してアジアの強みである天然物創薬の研究について講義しました。また製薬協を代表して知財委員会の奥村洋一前委員長は「産学連携のオープ ンイノベーションにおける知財問題」というタイトルで、APACのオープンイノベーションにおける知的財産権について語り、 生物多様性に関する共通ルールの設定の可能性について講演しました。
 最後に発展著しい中国の研究開発志向型企業であるYabaoのD. P. Wang氏は「国際連携による中国での新薬研究開発」と題して世界最先端の研究成果を取り込み、創薬力を向上させている同社の活動を紹介しました。創薬連携(Drug discovery alliances、DA)-EWGはアジアにおいて革新的な新薬開発を行っていく意志を有する国へ、APACの創薬連携活動を拡大していくことを目標に今後も積極的な活動を行っていくと結びました。

合意事項

今回のAPACでの合意事項を紹介します。
 APAC は、各国政府など多様なステークホルダーとの連携のもと、アジアにおける革新的な医薬品へのアクセス(ATIM)改善に挑戦し続ける。具体的には、規制・許認可および創薬連携における課題解決に引き続き取り組んでいくとともに、優先度の高い課題を新たに特定して、その解決に取り組むことによってアジアの人々の健康に寄与する。

規制・許認可

アジアにおけるレギュラトリー・コンバージェンス(薬事規制の国際協調)を実現するため、各ステークホルダーと連携しながら、医薬品の承認・登録のための管理原則(Good Registration Management)の重要要素である医薬品の承認申請等の実施基準(Good Submission Practice)の研修を実施する。

創薬連携

APAC DA-EWG のプラットフォームを活用し、アジア地域における創薬研究関係者の情報共有、ネットワーキング、人材育成のさらなる発展を図る。
 アジア発の革新的医薬品の創出を実現するため、アジア各国のアカデミアおよび企業がそれぞれの特長や強み、課題を理解して創薬連携の可能性を追求する。

その他

第6回 APACは、2017年、東京においてIFPMAが主催する Asia Regulatory Conference(ARC)と合同で開催する。

最後に

今回の開催で5回を数えるAPACですが、年を追うごとにアジアの産学官からの注目度も高まり、今年も総勢270名程度の参加を得ました。来年の第6回はIFPMAが主導するARCとの共催となり、アジアでの革新的医薬品へのアクセス向上に向けてますます力が入っていくものと期待しています。

国際部 藤井 松太郎

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