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バイオ医薬品(抗体医薬品)の研究開発動向調査
— 適応疾患と標的分子の広がり−
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図3 抗体医薬品の適応疾患別出願件数の推移

図3 抗体医薬品の適応疾患別出願件数の推移

出所:特許庁 平成26年度特許出願技術動向調査書 抗体医薬をもとに作成

これらの特許調査結果と合わせても、開発中抗体医薬品には、これまでの適応疾患からの広がりが見られます。
 ただ、開発中の品目に関しては、図2で示したように、開発ステージが早期の品目も多く含まれているため、今後、臨床での各疾患におけるPOC(Proof of Concept) の確認が必要であり、その動向が注目されます。

抗体標的分子の広がり

各疾患の発症には特定の分子メカニズムが関与しており、そのメカニズムに関連する分子が主に抗体医薬の標的分子となります。抗体医薬品開発において適応疾患が広がる中で、承認された抗体医薬品の標的分子と、開発中抗体医薬品の標的分子の広がりを調査しました[6]
 承認された抗体医薬品47品目の標的分子は31種類であり、内訳は、CD分子が15品目、増殖因子が8品目、サイトカインが9品目であり、これら3分類で全体の65%となり大部分を占めています。また、CD20に5品目、TNFαには4品目と集中しており、増殖因子も3種類のみと、各分類において、標的分子のバラエティーは少ない状況です。
 これに対し、開発中の抗体医薬品488品目に関して、標的不明を除き、抽出できた標的分子は232種類と大幅に増加しています。標的分子が特定できた433の開発品目の標的分子の内訳は、CD分子70、増殖因子80、サイトカイン93品目で、グラフからこれら各分類でのバラエティーが増加しているのがわかります。また、3分類の割合は全体の56%にとどまり、そのほかの標的分子も増え、抗体医薬品の標的分子の種類は大きく広がっていることがわかります(図4)。

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調査方法:Pharmaprojectsのデータベースを用い、図2で抗体医薬品として分類した開発品目からバイオ後続品を除き、Target Nameより標的分子を抽出し、分類した。一部分類が困難な場合、その他に分類した
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