製薬協について 製薬協について

Topics | トピックス

最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前 pdf
168号タイトル
トピックスカテゴリ画像
前へ12345次へ
「第39回 環境安全講演会」を開催
line03 line03 line03

2015年4月24日に千里ライフサイエンスセンター(大阪府豊中市)にて「第39回 環境安全講演会」を「第22回 環境安全委員会総会」後に開催しました。同講演会では、金沢大学大学院 人間社会環境研究科 准教授の香坂玲氏が「自然資本・知財としての遺伝資源〜生物多様性条約愛知目標の国際情勢と国内での取組み事例から〜」、CDP事務局 ジャパンディレクターの森澤みちよ氏が「投資家の活用する環境情報開示」と題して講演をし、製薬協会員会社の約40名が聴講しました。その講演の概要を紹介します。

会場風景
会場風景

金沢大学大学院 人間社会環境研究科 准教授  香坂 玲 氏

自然資本・知財としての遺伝資源
〜生物多様性条約愛知目標の国際情勢と国内での取組み事例から〜

金沢大学大学院 人間社会環境研究科 准教授 香坂 玲

line03

生物多様性の保全と愛知目標

ここ20〜30年の間に、森の見方が変わってきています。たとえば、倒木といえども今では生物多様性のあるべき姿や地球温暖化への対応を含めた多面的な見方がされ、倒木は森林の象徴的姿のように扱われています。
 各地域で生物多様性の保全が必要とされる理由は、さまざまな産業分野において、生活を良くするためのヒントを自然界の中から得て、新機能商品などの形で活用されているからです。
 1972年にアポロ17号から撮影された地球の写真は、地球を「共有している」という意識を誕生させました。この年、「かけがえのない地球」を会議テーマとする国連人間環境会議がストックホルムで開催され、環境にかかわる国際交渉の幕が開きました。
 1992年には、環境と開発のための国連会議がリオデジャネイロで開催され、「国連気候変動枠組条約(United Nations Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)」と「生物多様性条約(Convention on Biological Diversity、CBD)」への署名が開始されました。先進国側が開発途上国に対しても「共通の責任」を求めたのに対し、開発途上国側は「共通だが差異のある責任」を主張し南北問題の顕在化という側面も見られました。

前へ12345次へ
最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前

このページのトップへ