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「製薬協メディアフォーラム」を開催
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佐々木 小夜子 氏

「顧みられない熱帯病(NTDs)/
三大感染症に対する製薬協の取り組みと考え」

製薬協 国際委員会 グローバルヘルス部会 部会長 佐々木 小夜子

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「顧みられない疾病・熱帯病対策」に対して国民の関心が低いかもしれませんが、1998年の「橋本イニシアチブ」や北海道洞爺湖サミットでのNTD制圧支援合意についての首脳宣言など、これまで日本の感染症領域でのリーダーシップは世界的に評価されています。
 現在、世界で約10億人がNTDsに感染しているとみられています。しかし、これまでは開発のインセンティブが働きにくいことや開発途上国における医療体制、物流システムの未整備によりNTDs治療薬の開発、供給がなかなか進みませんでした。近年は社会要因や環境要因が変化し、グローバルヘルスへの貢献が重要視されていることや、製薬企業にとってはコーポレートブランドの向上や社会課題をビジネス化して解決するというCSV(Creating Shared Value)の観点において、NTDs、三大感染症に取り組む意義が生まれています。日本ではこの分野で2013年に世界の製薬企業が取り組んでいる医薬品開発プロジェクトの16%、ワクチン開発プロジェクトの36%に日系製薬協会員会社が携わっており、徐々に日本企業のプレゼンスが高まっています。
 製薬産業がもつ創薬力を最終的に途上国の感染症制圧達成につなげるには、包括的なアプローチが必要です。産官学が共通の目標をもち、Discovery、Development、Deliveryの面から包括的に取り組む「3Dアプローチ」を重視しています(図5)。

図5 製薬産業の創薬力を活かすための包括的アプローチ[3Dアプローチ]

図5 製薬産業の創薬力を活かすための包括的アプローチ[3Dアプローチ]

中でも、この領域においては、研究や開発を支える出資者の存在が重要です。現在は製薬産業、医薬開発パートナー(Product Development Partnership、PDP)、政府・財団の各セクターがそれぞれの“機能・役割”を活かしたパートナーシップによる開発、供給の推進が潮流となっています(図6)。

図6 製薬協会員企業のNTDs/三大感染症等への取り組み事例 *多くがパートナーシップによる開発・供給推進

図6 製薬協会員企業のNTDs/三大感染症等への取り組み事例 *多くがパートナーシップによる開発・供給推進
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