製薬協について 製薬協について

政策研のページ

最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前 pdf
167号タイトル
政策研のページカテゴリ画像
前へ12345678次へ
医療健康分野のビッグデータ活用の現状と課題
−ビッグデータが医療の概念を変える−
line03 line03 line03

2000年に心臓血管外科領域でスタートし、2011年から一般外科全域に拡大された後、現在は内科なども合流し4000を超える施設が参加しています。すでに300万件を超えるデータ数が蓄積されており、インタラクティブなデータベースを目指しています。また、患者目線の医療評価を行うことで参加医師への意識改革・教育効果が成果として出ており、参加している医療機関で治療成績の改善がみられていると評価されています。現時点ではNCDには年間100万件の登録がされています。
 また、疾患別の患者登録(レジストリー)により、患者さんの臨床データが集積されてくる分野があります。まず、がんについては「がん登録推進法」が施行され、2016年1月以降の罹患者の情報から病院は届け出に法的義務が生じます。登録情報は国立がん研究センターに送られ、『全国がん登録データベース』が構築されます。
 難病についても2015年1月1日付で難病法が施行されました。すでに難病患者の臨床調査個人票が2001年に電子化され、2014年に難病患者データベースは構築されていますが、法律で電子化のレジストリー提出が規定されることにより、難病患者のデータベースの整備が進むことが期待されます。
 これらのレジストリーのデータベースについては、解析された成果がフィードバックされて疾患治療アウトカムや個別化医療に有益であることはもちろんですが、疾患に対するイノベーティブな研究開発にもつながることが期待され、登録データの匿名化を行い研究班以外の活用や国際連携も視野に入れることが望まれます。

特に進展が望まれる施策

最後に日本の医療健康分野のビッグデータを活用していく中で、現在課題として取り上げられている点を表4にまとめました[11]

mark [11]
「ライフサイエンス・臨床医学分野におけるデータベースの統合的活用戦略」科学技術振興機構(2013年3月)

表4 日本の医療健康分野ビッグデータ活用に際して進展が望まれる基盤整備

表4 日本の医療健康分野ビッグデータ活用に際して進展が望まれる基盤整備
前へ12345678次へ
最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前

このページのトップへ