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製薬協特別番組 テレビ西日本
「知っとう?なるほど!最新おくすり事情」公開収録を開催
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気管支ぜんそくと新薬

今回は、気管支ぜんそくを取り上げ、病態とその治療薬の進歩について紹介しました。VTRでの解説とともに九州大学で研究と治療に取り組んでいる松元氏は、気管支ぜんそくとはどのような病態であるかを、図を用いて説明しました。また、20歳以上のぜんそくの患者さんのうちの大半は、大人になってはじめてぜんそくになった方であり、ぜんそく死のうち65歳以上の高齢者の割合が、現在では全体の9割まで増加していると紹介しました。
 治療薬としては、気道の炎症を継続して根気よく治療する「長期管理薬」と発作が起こった時に発作を鎮めるための「発作治療薬」があり、それらを医師の指示に従って服用することが重要であり、現在は吸入薬だけでなく貼り薬や注射薬なども開発され、患者さんの症状を考慮して使い分けているとの説明がありました。中でもぜんそく死のリスクの減少に貢献しているのは吸入ステロイド薬の普及で、最近では患者さんの使いやすさや続けやすさを考慮した薬も発売されており、患者さんの生活の質の改善が期待できるとのことでした。
 会場では、上野氏より、現在発売されているさまざまな形の吸入薬とその使い方の紹介があり、ゲストの福田、中澤両氏も実際に見本を手に取り、それぞれ特徴のある形状に興味津々の様子でした。
 本コーナーの最後に、髙田氏が、「医療ニーズに応えられる新薬を一日も早く開発して患者さんにお届けし、生活の質を向上させることが製薬協会員会社の使命です」と紹介しました。

大学と製薬企業による新薬開発「産学連携」

新薬開発をより効果的・効率的に進めるために、現在、わが国では大学などの研究機関と製薬会社が、共同で新薬開発に取り組んでいます。九州大学病院の協力のもと、その先進的な産学連携のさまざまな取り組みと実例を織り交ぜて、九州大学 ARO次世代医療センター センター長の中西洋一氏が紹介したVTRが上映されました。
 松元氏からは、「大学研究機関と製薬会社、どちらも医薬を発展させたいという思いは一緒です。両者が連携して新薬開発を進めることにより、有望な新薬をより早く開発することが期待できます。患者さんの立場に立った最適な医療が行われるためには、大学研究機関と製薬会社が科学性・倫理性・信頼性の3つを守り、産学連携による共同研究を進めていくことが大切です」との説明がありました。
 それを受けて髙田氏から、「まだ治療薬がない難治性の疾患は病気の原因など根本的な部分が明らかになっていないことも多く開発は非常に難しいですが、国内の研究機関と共同でこのような新薬開発に取り組むことによって製薬産業だけでは成し得なかった成果を上げることができるようになってきています」との紹介がありました。

薬との正しい付き合い方を学ぶ「おくすりQ&A」

最初に、ゲストの福田、中澤両氏に対し、新薬がどのように誕生するかについての質問がありました。番組進行役が代わって「新薬の開発には基礎研究から承認・販売されるまで9年から17年かかり、また1つの新薬を開発するためにかかる費用が数百億円で、中には1千億円以上かかるものもある」と説明すると、ゲストの両氏とともに会場の皆さんからも驚きの声が上がりました。併せて髙田氏から「研究開発費には大学などと共同で行う基礎研究や治験と呼ばれる臨床試験などの費用が含まれており、製薬協会員会社は医療機関との連携のために提供した費用を公開することで臨床試験の倫理性・信頼性を高めるための取り組みを行っています」との紹介がありました。
 続いて、会場の皆さんと一緒に「くすりの正しい飲み方」についての「○×クイズ」が行われました。ゲストの両氏の軽妙なやりとりもあり、大変盛り上がりました。各クイズの後に、上野氏から「正しい薬の飲み方、そして何故そのようにしなければならないか」の説明がありました。収録後のアンケートには、「間違った常識が多々ありました」、「知っているつもりでも、正しく理解していない点がわかり、良かった」といったポジティブな意見がたくさんありました。

新薬開発の重要なプロセス「治験」

福岡大学病院 臨床研究支援センターの協力のもと、「新薬を開発するうえで『治験』は大変重要なプロセスである」という内容を紹介するVTRが上映されました。同センター センター長の野田慶太氏から、治験とはどのようなものか、治験の流れ、治験にかかわるスタッフの役割についての説明があり、治験コーディネーターの横田香織氏からは、治験コーディネーターの具体的な業務や治験に参加することによるメリット、デメリットなどの紹介がありました。また、実際に治験に参加した患者さんも登場し、自身の経験に基づいた話が紹介されました。

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