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イギリスにおける医療技術評価(HTA)に関する議論の動向
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最近の評価状況として、NICEが2008年〜2014年11月までの約6年間にTAガイダンスとして評価した医薬品246品目・適応の評価結果を集計しました(図3)。

図3 NICEの評価結果

図3 NICEの評価結果

出所 : NICE ウェブサイト (http://www.nice.org.uk/News/NICE-statistics) に基づき、
    上記設定期間の評価結果を国際委員会 欧米部会 英国ワーキンググループで集計

その結果、NICEガイダンスがNHSにおける使用を薬事承認時の適応通りに推奨した医薬品の品目・適応数は121品目・適応(約49%)、対象患者を限定するなどその一部を推奨した数は47品目・適応(約19%)、非推奨および研究のみに使用が限定された品目・適応は合わせて62品目・適応(約26%)でした。これを抗がん剤に限定した場合、評価対象となった抗がん剤88品目・適応のうち、推奨および一部推奨の割合は50%を下回っており、抗がん剤へのアクセスは、さらに厳しい状況にあることが集計結果から示されました。
 イギリスでは、2008年前後から、このような医薬品アクセスの悪化に反発した患者団体などにより、大規模デモ行進が盛んに行われました。これへの対応を迫られた保健省は「英国 NHS 抗がん剤基金(Cancer Drugs Fund、CDF)」、「患者アクセス保障(Patient Access Scheme、PAS)」や一定の延命効果の認められる医薬品に対し閾値を緩和する政策「延命効果のある薬剤における閾値緩和(End of Life medicines、EoL)」など、医薬品アクセスを改善する政策を導入しました。

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