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「IFPMA総会・規約会議」開催される
IFPMA新会長にステファン・オシュマン氏(メルクセローノ 製薬部門CEO)、
副会長に野木森雅郁氏(アステラス 会長)と
ロバート・ヒューギン氏(セルジーン 会長兼CEO)が選任
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新会長就任挨拶(ステファン・オシュマン氏)
新会長就任あいさつ
(ステファン・オシュマン氏)

IFPMA新会長 オシュマン氏の就任あいさつ

新会長 オシュマン氏は就任あいさつの中で、2000年に設定された国連ミレニアム開発目標が国際保健に携わるステークホルダーに対し明瞭かつ具体的な目標を示すことで、グローバルヘルスの改善に向けた道標として大きな役割を果たしていることに言及しました。国際的なプレーヤーの協力により、HIV/AIDs、マラリア、結核といった疾患による死亡者数が大きく削減された成果や、その中で製薬産業も多大な貢献を果たしてきたことを強調しました。来年には同目標がその期限を迎え、2015年以降の国際目標として「持続可能な開発目標」が設定される予定であり、この2年間はグローバルヘルスにとって極めて重要な局面を迎えると述べました。
 また、今日の製薬産業が注力すべき課題として次の4点を強調しました。1点 目は、国際機関や政府、NGOなどとの連携により顕在化するグローバルヘルスの課題(たとえばエボラ感染症)に対峙する必要があること。2点目として、製薬産業の核なるものとしてイノベーションと知的財産権の重要性を主張しました。イノベーションの価値や知的財産権が持続可能な医薬品アクセスに果たす役割について、適切なアドボカシー活動(政策提言活動)を継続する必要があると述べました。3点目に、国際保健分野における最優先課題としてユニバーサル・ヘルス・カバレッジを取り上げ、産業としてもその推進に貢献を果たすことが肝要であることを述べ、最後に4点目として、製薬産業のレピュテーション強化、信頼の獲得に向けた活動の必要性に触れました。
 前会長のジョン・レックライター氏(イーライリリー 会長兼CEO)の退任あいさつ、副会長 野木森氏のあいさつも含め、詳細はIFPMA総会のウェブサイトにあります。
http://www.ifpmaassembly2014.org/Speeches

パネルディスカッション

パネルディスカッションの模様パネルディスカッションの模様

3題のパネルにおいて、それぞれ「イノベーション(Innovation)」「包括性(Inclusiveness)」「持続可能性(Sustainability)」をテーマに、世界中から集まった有識者が議論を繰り広げました。
 パネル1(「イノベーション」)には、新たにIFPMAの副会長に選出されたヒューギン氏に加え、アンドリュー・ジャック氏(ファイナンシャルタイムズ 副編集長)など計4名が参加しました。ヒューギン氏は議論の中で、今後の保健システムの進化のあり方について、特に分子生物学とITの発展が医薬品候補の発見や医療提供体制などさまざまな面でポジティブな変化をもたらし、今後10年で医療を取り巻く環境は目覚ましく進化するとの見解を述べました。
 「包括性」をキーワードとしたパネル2には、世界保健機関 事務局長補のマリー・ポール・キーニー氏(ビデオシステムでの参加)、内閣官房 健康・医療戦略室 企画官の小沼士郎氏をはじめとする4名が登壇しました。議論の中で小沼氏は、グローバルヘルス技術振興基金に代表されるように、PDPs(Product Development Partnerships)を通じたオープンイノベーションにより、顧みられない熱帯病などに関する研究開発投資にみられる「市場の失敗(Market Failure)」に対応するイノベーションを促進できると述べました。イノベーションは強制できるものではなく、国際条約のようなかたちで市場の失敗に対処するのは適切とは言えないとの見解を示しました。
 パネル3は「持続可能性」をキーワードとし、フリオ・フランク氏(ハーバード大学 公衆衛生大学院 学部長)やベネディクト・フランキネ氏(国際連合 ベルギー政府常駐代表)などがパネリストとして参加しました。フランク氏は、保健課題への十分な資金確保のあり方について、保健課題をグローバル・地域・国レベルでそのほかの諸課題と関連づけることで、保健課題に対応する意義・必要性について、他省庁(財務省、外務省など)も含め理解を得ることが肝要であると述べました。
 各パネルの様子はこちらにあります。
http://avw.rampard.com/20141104/index.jsp

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