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製薬協特別番組 テレビ信州
「学ぼう!!おくすりのこと~健康長寿を考える~」公開収録を開催
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収録風景

平均寿命と健康寿命

長野県民の平均寿命は男性が80.88歳、女性が87.18歳で、どちらも47都道府県の第1位であり、がんや心疾患の死亡順位も全国最低レベルにあることが紹介されました。加えて長野県は高齢者の医療費が全国44位と低い水準にあり、健康志向の高い県であることも紹介されました。内山氏から「長野県はかつて脳卒中で亡くなる方が非常に多かったが、これを改善するために医師や保健師が一体となって減塩や生活習慣を見直す運動を地道に続けたことが実を結んだと思う」とのコメントがありました。
 同時に長野県の健康寿命に関しても紹介がありました。健康寿命とは日常的に何らかの支援や介護を必要としないで自立した生活ができる寿命のことです。長野県の健康寿命は、男性が71.17歳で全国6位、女性は74.00歳で17位と、さほど上位ではありません。つまり長野県民は、平均して人生最後の約10年間を何らかの支援や介護を必要としていることになります。その原因として「脳血管障害、認知症、衰弱などがありますが、最も多い原因は骨や筋肉などの運動器の障害であり、その中でも大腿骨や背骨の骨折によって寝たきりになるケースが多くみられる」と内山氏から紹介がありました。

健康寿命に大きく影響する病気—骨粗しょう症—

寝たきりなどによって健康寿命にブレーキをかける骨折の中で、最も多い原因が「骨粗しょう症」という病気です。骨粗しょう症は加齢や、女性の場合は閉経によって、古い骨を溶かす細胞と新しい骨を作る細胞のバランスが崩れてしまうことによって骨がもろくなってしまう病気です。
 骨粗しょう症はくすりによる治療を「続ける」ことに課題がありました。その原因として痛みなどの自覚症状が少ないことと、従来の骨粗しょう症のくすりには、服用時間や服用方法に多くの決まり事があったことが挙げられます。しかし、新薬の開発は目覚ましく、現在は4週間に一度の服用で済む飲み薬や注射剤、点滴剤が開発されています。また6ヵ月に1度の皮下注射でもその効果が確認されており、骨粗しょう症治療の選択肢は広がっています。こういった新薬の登場により、患者が骨粗しょう症の治療を続ける際の負担は大きく軽減しました。高田氏は薬剤師の立場から、「多くのくすりを飲んでいる高齢の方にとって、骨粗しょう症治療のくすりを服用する際の負担軽減は非常に大きなメリットです。くすりの説明をする時にも理解していただきやすいという利点でもあります」とコメントがありました。内山氏からは「健康長寿を目指すには、骨折予防が大事です。骨粗しょう症であるのに、治療を受けている方は全体の2割程度しかいないともいわれています。特に高齢の方は定期的な検査や検診を受けてください」とのコメントがありました。
 川原専務理事は、治療に対する医師の満足度と薬剤の貢献度を表したグラフを紹介しました。「骨粗しょう症のくすりは、以前は治療満足度が低かったのですが、新薬の登場により現在は治療満足度や薬剤の貢献度が高い薬剤となっています。今後はアルツハイマー型認知症や肺がんなどにおいても、革新的かつ医療ニーズに応えられる新薬を一日も早く開発し、患者さんにお届けして生活の質を向上させることが製薬会社の使命である」とのメッセージが発せられました。

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