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「第26回製薬協政策セミナー」を開催
健康・医療戦略を踏まえた医薬品産業の発展に向けて
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優れた治療薬が開発されてきた一方で、まだ治療法や病態解明すら困難な疾患も少なくありません。技術の進歩によって、開発や研究行為が複雑化して、個々の製薬企業は基礎研究から臨床・開発研究まですべて1社で行うことは厳しくなっているのが現状です。
 こうした中で、数年来取り組まれているのが「オープンイノベーション」です。これは、リスクを軽減しながら効率的に創薬を行う手法で、製薬企業が外部の研究者に創薬シーズや技術を公募する活動が進んでいます。
 また、仙石氏が話したように、アカデミア側も大学間や産業界との提携・連携によってイノベーションを促進する動きが出ています。

広範囲の人材育成が企業の関心事

創薬プロセスごとに必要となる技術領域と大学の教育カリキュラムのマッチング度に関する調査がありますが、その結果をみると、創薬に際してさまざまな技術領域における高度な専門的知識が求められるようになっていることは明らかです。
 創薬プロセスが複雑化し、広範囲な技術領域における人材の開発・育成は産業界にとって最大の関心事であり、アカデミアから優秀な人材を企業に送り出してもらうことを切に願っています。
 革新的な新薬を開発するにはアカデミアとの連携がますます必要になっていますが、産業界からアカデミアへの要望としては、研究初期段階から知的財産への対応を取ること、応用・臨床研究でみつかった課題を基礎研究に戻して解決する仕組みがあること、研究成果の移転のための体制整備・情報提供が行われることなどが挙がっています。
 また、行政に対しては、健康・医療戦略の策定に際して、製薬業界からも要望を出しましたが、研究開発に関する要望はほぼ取り入れられ、大変、感謝しています。
 さらに、来年発足する日本医療研究開発機構は産・学・官の連携による画期的な組織として私たちも高く評価しています。この組織の運営に当たっては、企業が求めるニーズに対応したシーズの発掘と育成、発掘・育成したシーズの早期橋渡し、そして、複数の企業がかかわるために公平性を確保した情報公開の場や仕組み作りを整備してほしいと望んでいます。
 製薬産業は、その原点において「生命関連産業」であるとの認識をもって、世界の人々の健康と福祉の向上への貢献を使命と考えています(図5)。
 それを達成するためにも企業間やアカデミアとの連携のさらなる支援を行政に期待しています。最後になりますが、コンプライアンス遵守については今後も最重要課題として取り組んでいく所存です。


図5 製薬産業の貢献と挑戦

製薬産業の貢献と挑戦
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