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「第26回製薬協政策セミナー」を開催
健康・医療戦略を踏まえた医薬品産業の発展に向けて
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その1つが「産学公連携R&Dコンソーシアム」で、日本のものづくり力を有機的に結合する試みです。ヒトES/iPS細胞の製造・評価システムなど周辺技術の開発への取り組みで、私どもが担当しているプロジェクトには8社の企業と大学・公的研究機関が参加しています。
 最後にご紹介するモデルが「スタートアップ企業の地域・組織的インキュベーション」です(図4)。日本の大学発ベンチャーは数こそ増えたものの、創薬分野では十分ではありません。その原因の一つは、日本的な産業生態系が育っていないことです。アメリカのシリコンバレー型モデルに引きずられず、日本固有のイノベーションの土壌を形成する必要があります。
 そのためにも、大学は研究部局だけでなく教育部局や産連・知財本部も創業支援を行い、大学発のベンチャーキャピタルも必要です。さらに地域経済やインキュベーションファンド、事業会社・民間のベンチャーキャピタルなどの力も必要になり、これらを結合させる主体性をもったインキュベーターの存在が必要になります。これらが揃えば、創薬ベンチャーをはじめとするバイオテック企業の振興が図れるでしょう。


図4 スタートアップ企業の地域・組織的インキュベーション

スタートアップ企業の地域・組織的インキュベーション
多田 正世 氏

■ パネリスト講演3

健康・医療戦略の推進に対する期待

日本製薬工業協会 会長 多田 正世

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治療への新薬貢献度は年々上昇

私からは新薬メーカーに求められる役割と取り巻く環境、また健康・医療戦略の推進に対する期待について紹介したいと思います。
 近年、新薬の登場によって治療に対する貢献度は年々上昇しています。特に薬剤貢献度が向上した上位5疾患は白血病、関節リウマチ、骨粗鬆症、HIV・エイズ、肺がんで、くすりの貢献度と治療の満足度が一挙に上昇しました。中でも肺がんは、以前は手術しかありませんでしたが、新薬の登場によって生存期間が大きく延長し、近年では生存期間中央値が19.3ヵ月も伸びています。

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