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「製薬協メディアフォーラム」を開催
乳幼児以外を対象としたワクチン ~ ワクチンの広がる可能性
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肺炎球菌多糖体ワクチン

 年齢別の肺炎球菌による侵襲性感染症の発生状況をみると、肺炎球菌による侵襲性感染症の発生は高齢者で多く、肺炎を主体として発生している場合が多くなっています(図4)。そのため、高齢者に対しては肺炎球菌多糖体ワクチンを使用することが提案されています。

図4 年齢別の肺炎球菌による侵襲性感染症の発生

Topics3図04
参考: McIntyre et al. Differences in the epidemiology of invasive pneumococcal disease,
metropolitan NSW,19972001.NSW Public Health Bulletin
 

アメリカにおける成人への接種スケジュール

 アメリカでは、成人に対するワクチン接種は、次のようなスケジュールになっています。

  インフルエンザワクチン:すべての成人
  23価肺炎球菌多糖体ワクチン:65歳以上の者と基礎疾患を有する者
  13価肺炎球菌結合型ワクチン:基礎疾患を有する一部の者
  帯状疱疹ワクチン:60歳以上の者
  MMR(麻疹・ムンプス・風疹)ワクチン
   ▶ 1957年以降の出生者で明らかな免疫を保有する場合以外:1回以上の接種
   ▶ 医療関係者、大学生、海外渡航予定者:2回
  水痘ワクチン:免疫のない成人に2回の接種
  Tdap(破傷風・ジフテリア・百日咳三種混合)ワクチン:妊婦を含むすべての成人
  ヒトパピローマウイルスワクチン:26歳までの女性、一部男性
 

日本人が注意すべき点

 血清疫学調査の結果より、1975~77年生まれの日本人は、ポリオ抗体価中でもⅠ型に対する血清中和抗体価保持率が他の世代よりも低いことが判明しています。この世代がポリオ流行地へ渡航する際には、任意接種ではありますが、接種が推奨されています(厚生労働省保健医療局エイズ結核感染症課、1996年11月)。
 また、日本脳炎抗体保有率は40代~60代で低く、患者は40歳以上が85%以上を占めています(2005~2013年)。


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