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統合報告と企業価値の創造 ~非財務情報の活用~

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ヨーロッパ企業の事例紹介

 ここで、ヨーロッパ企業の好事例をいくつか紹介したいと思います。ヨーロッパ企業は、長期投資の機関投資家とフレンドリーあるいはWin-Winの関係にあることを重視しており、その実現のために、やり方や内容について考え抜き、工夫を怠ることがありません。

【AstraZeneca】
 AstraZenecaは、長期企業価値向上のためにResponsibilityをキーコンセプトにした報告書を作成しています。社外取締役に推進のためのキーパーソンがいること、グローバル企業ゆえにDiversity & Inclusion(多様性と包括性)の自然な推進が図られていることなどが特徴です。

【Novo Nordisk
 Novo Nordiskは、世界でも統合報告書の作成にいち早く着手した企業です。財務、社会、環境の3つの要素のバランスを図っていく「Triple Bottom Line」の考え方をはじめとする「The Novo Nordisk Way」を中心に、サスティナビリティがしっかりと記述された統合報告書が特徴です。

【GlaxoSmithKline
 GlaxoSmithKlineは、イギリスのコーポレート・ガバナンス・コードをリードしてきたスタープレーヤー的な企業です。取締役会議長が株主と頻繁にミーティングを実施しコミュニケーションアップに努めていることや、Senior Independent Directorが取締役会議長をけん制する役割を担っていること、また、取締役会自体の自己点検および取締役会を外部評価する取締役会評価機構が軌道に乗っていることなどが特徴です。

【Novartis】
 Novartisは、2011年度からCEOと取締役会議長の完全分離を進めていますが、2013年度からは取締役全員が社外取締役で構成される体制となっています。また、同社の2012年度のアニュアルレポートに、機関投資家の短期的な利益(short term profit)志向を疑問視する注目すべき記述があることなどが特徴です。

【SANOFI】
 SANOFI は、CSRを普及させるカタリスト(触媒)として多岐にわたる役割を果たすCSR大臣を設置しているフランスの企業です。地域別従業員比率など詳細な人事関係情報をはじめ、アナリストや投資家のニーズに沿った詳細な情報を開示していることが特徴です。


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