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「第3回APAC(Asia Partnership Conference of
Pharmaceutical Associations)」を開催
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第2日目

 4月11日は、Eduardo Pisani IFPMA理事長による来賓挨拶からはじまりました。
 基調講演1として、厚生労働省 医療国際展開戦略室長の関野秀人氏により「医療分野のグローバル展開の進捗と課題」の演題で、日本政府の海外展開の実情や戦略が発表されました。
 次いで、パネルディスカッション1:規制許認可「アジアでのレギュラトリー・コンバージェンスを達成するための規制当局と産業間の連携」が展開されました。
 さらに、基調講演2として、京都大学 iPS細胞研究所の高橋淳教授により、「パーキンソン病に対するiPS細胞移植治療」として、世界で最もiPS細胞技術の臨床応用展開が進んでいる現状が紹介されました。
 次いで、パネルディスカッション2:創薬連携「アジア発創薬実現のためのオープンイノベーション」が展開され、オープンイノベーションは、“アジア地域主体・産業主導・官民パートナーシップ志向”の3点から成り立っていることや、台湾より新薬の研究開発者を養成するためのイノベーションについて、タイからは、創薬を推進するための大学の役割について、また、韓国からは、オープンイノベーションを活性化するためのインキュベーターの役割について、さらに、大阪大学 微生物研究所の高倉研氏からは、がんの治療に対する新しいアプローチなどについて紹介されました。
 基調講演3として、内閣官房 健康・医療戦略室の小沼士郎企画官から「GHIT(Global Health Innovative Technology Fund)その可能性と挑戦」と題して、1)GHITの背景、2)グローバルヘルスへの取り組み、3)日本政府の取り組み、4)GHITの成果などについて紹介されました。


総括と合意事項

 最後に、手代木功製薬協会長により、第3回APACが総括され、合意事項が発表されました。

APACのミッション
 APACのミッションは、『革新的な医薬品をアジア各国の人々に速やかに届ける』ことです。第3回は、「アジア発医薬品創出のインフラ構築に向けてのロードマップを描く」ことをテーマとして開催しました。

HTAに関する総合討論
 討論の中でのキーポイントは下記の通りです。
 ・ 近年、APAC参加国においても、HTAの位置づけが変化しつつある
 ・ HTAに対する広い評価基準が必要である
 ・ 企業にキャパシィティ・ビルディングが必要である(HTAの技術的専門意見)
 ・ アジア横断的にHTAに関する情報を共有するネットワークおよびシンクタンクが、企業側にも必要である

 今回の合意事項として、今後もAPAC参加国間で継続して情報交換を行い、HTAに関する諸問題について議論することが確認されました。

IPに関する総合討論
 討論の中でのキーポイントは下記の通りです。
 ・ 問題として、強制実施権許諾、偽造医薬品、臨床データの保護および特許リンケージなどが指摘された
 ・ 問題のいくつかは、複数のAPAC参加国において、共通のものとなっている
 ・ 知財の重要性があらためて確認された

 今回の合意事項として、地域の特許権者との連携、知財に対する知識向上などの取り組みによって、より良い知財環境の構築に取り組むことが確認されました。


規制許認可に関する総合討論
 APAC Good Registration Practiceのさらなる理解のために、規制収斂の達成を目的とした規制当局と産業界による連携が非常に重要であること、APACは、アジアにおける規制収斂を促進するためのプラットフォームの1つであることなどが討論されました。

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