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国際共同治験の実施状況

— 実施試験数による分析 —

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アメリカが圧倒的に多く、ドイツ、カナダ、フランスなどの北アメリカやヨーロッパの先進国が上位にランクインしています。それ以外にBRICs諸国やオーストラリア、韓国、台湾などもトップ30に入っています。日本の順位は実施試験数では24位であるのに対し、実施施設数では8位となっていました。また、当研究所による2002〜2007年に開始された国際共同治験の治験実施施設数の調査[7]では34位であり、順位が大きく上昇していることは注目されます。
 図4は日本、アメリカ、イギリス、韓国を抜粋して、その年次推移を示しています。日本の順位および施設数は2008年から2010年にかけて上昇しています。また、2010年以降の国際共同治験実施施設数はイギリス、韓国よりも日本が上位となっていることがわかりました。治験活性化への政策促進から国際共同治験を実施できる施設が増加しているという結果を反映していると思われますが、1施設当たりの症例集積性が悪いという指摘もされているところです。


図4 国際共同治験施設数の順位(年次推移)

図4 国際共同治験施設数の順位(年次推移)
注1 : nは各年の総試験数を示す 注2 : グラフ中のカッコ内は各国の試験数を示す
出所 : 表1に同じ


最後に

 2008〜2012年に開始された国際共同治験の実施について、日本の製薬企業は実施試験数こそ増えていないものの、実施場所を欧米の一部からほぼ世界中の地域へと広げており、グローバル化している一面が確認できました。
 一方、国際共同治験を実施する場所として、日本は24位でした。国際共同治験実施試験数の適正な順位というものは一概には言えませんが、日本の医薬品市場が2位であることや、世界3位の新薬創出国であることを踏まえれば、もっと上位であってもよいのではないだろうかと思われました。

医薬産業政策研究所 主任研究員 源田 浩一


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