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日本の製薬産業―その規模と研究開発力―

目次

優れた研究開発力を誇るわが国の製薬産業。国際的にも確かな地位を築いているその実績や近年の 実状について、世界各国との比較や国内の各種統計データなどをもとにご紹介します。

世界から見た日本の製薬産業

世界第2位を維持するも
シェア半減の日本の医薬品市場

1997年から2007年までの10年間で世界の医薬品市場はおよそ2.6 倍もの規模に成長しました。日本市場は北米市場に次ぐ第2 位の地位を維持していますが、2007年のシェアは1997 年の約2分の1。たび重なる薬価引き下げなどで、グローバル市場から見ても日本の医薬品市場の成長は抑制されてきていることがわかります。

※数値は、上記グラフの各年における市場価格の総計を100%とした場合のシェアの推移

※数値は、上記グラフの各年における市場価格の総計を100%とした場合のシェアの推移
(2000 年より調査方法の変更があり一部改編)出典:IMS MIDAS 2008

日本の新薬開発力は
米・英に次ぐ世界第3位

世界の売上高上位100 位までの製品を、開発した起源国籍別に見ると、日本で生まれた医薬品は13品目で、米国の39品目、イギリスの20品目に続く世界第3 位。この優れた新薬開発力により、世界への高い貢献度を誇っています。

※同一成分の重複および検査薬を除いた100製品の集計
出典:医薬産業政策研究所「製薬産業の将来像」2007

日本の製薬産業

医療用医薬品の国内売上高は
6 兆6,108 億円

医療用医薬品の売上高は2005 年度において8 兆2,294 億円。うち6 兆6,108 億円が国内における売上高、1 兆6,186 億円が海外への売上高となっています。国内における一般用医薬品の売上高は6,911 億円となっており、医療用と一般用の売上額の比率はおよそ10:1 です。

出典:厚生労働省「医薬品産業実態調査報告書」平成17年度

より高度な技術と革新性を
求めて増大する研究開発費

日本でひとつの新薬を開発するための費用は約500 億円ともいわれています。日本の製薬企業のうち売上高上位10 社の平均研究開発費用は、1999年では1社あたり433億円でしたが、2007年では1,057 億円に増大。こうした背景から、新薬開発の競争力を高めるために、近年では製薬企業の合併も進んでいます。

出典:製薬協DATA BOOK 2009

あらゆる製造業のなかでも
トップクラスの研究開発費比率

医薬品開発の特徴は、それに費やされる長い年月と低い成功確率です。さらに、安全性と効果を追求するため、多額の研究開発費が必要となります。医薬品製造業における売上高に対する研究開発費比率は12.11% と他の製造業と比べて、際立って高い比率となっています。

出典:総務省「科学技術研究調査報告(2008 年12月18日付け)」

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