「外来専門のクリニック」を併設している医療機関とどのように契約を結ぶべきか、ご意見をいただきたくご連絡差し上げました。
ある医療機関では、外来と入院をそれぞれ別名の医療機関(仮に、A病院とBクリニックとします)として経営しています。外来で診察に来る患者様は、まずBクリニックで診察を受けます(Bクリニックは外来専門のクリニックで、A病院と併設されています)。入院が必要な場合は、A病院へと転院していただき、以降はA病院にて治療を受けます。外来の患者様は、初めからA病院に行く事はなく、まずBクリニックを経由してからA病院へと転院される流れとなっています。A病院とBクリニックは、電子カルテを共有しており、双方からカルテや検査結果などを閲覧できるようになっています。
そこで、「入院の治験」をこの医療機関で行いたい場合、
- A病院と治験依頼者の二者契約
- A病院とBクリニックと治験依頼者の三者契約
のいずれの形態が適当なのでしょうか?
Bクリニックでは、以下の業務を行います。
- 対象疾患かどうかを診断するための検査
- 対象疾患かどうかの診断
- 適格性確認(適格性のある患者様にのみ、治験の説明を行うため)
- 治験概要の説明(同意説明文書は用いず、簡単な口頭による紹介のみ)
Bクリニックで紹介を受けた患者様は、A病院へ転院され改めて、「同意説明」「同意取得」という流れで治験に組み入れられます。
Bクリニックでは、同意説明・取得は行っていませんが、適格性確認のための検査データはBクリニックに残されており、モニターがSDVを行う際は、Bクリニックの電子カルテを参照することとなります。
このため、二者契約ではなく三者契約とし、Bクリニックも契約上治験に参加していることを明記すべきでしょうか?しかし、その一方で、治験薬の搬入はA病院のみであり、実質的な治験の開始(同意取得)もA病院で行われます。もし三者契約とすると、スクリーニングのみを担うBクリニックが治験実施医療機関として治験届に記載されなければならず、施設選定や安全性報告等の業務が二つの医療機関に対して二重に発生してしまいます。
上記のようなケースは、いくつかの医療機関で報告されております。GCP上、クリティカルな問題とはならないかもしれませんが、ご意見をいただければと存じます。
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